2017年03月22日に初出の投稿

Last modified: 2017-03-22

Firefox は Windwos XP と Windows Vista のサポートが3月いっぱいで終了する。3月以降は、Windows XP や Windows Vista で Firefox を使っているユーザは、9月まで ESR 版という、すぐには対応できない大規模組織(つまりは腰が重い人々)に対応した専用のバージョンを使っていくことになる。しかし、どのみち9月までしかセキュリティ・アップデートされないため、最新の Firefox を使い続けたいというなら、どのみち OS なりコンピュータを買い替えなくてはならない。

そうした事情の他に、Firefox では他のブラウザ・ベンダーとも協力して、アドオンの開発規格である API を統一していくようだ。そして、これまでは XUL という独自仕様(実質は JavaScript)のアドオン開発環境を要件にしてきたが、ゆくゆくは Rust というプログラミング言語で統一するとのことである。いま Firefox で使っている Scrapbook というアドオンには、もう長らくお世話になっているため、これが使えなくなると困るから、自分で個人的にメンテナンスできるかどうかは分からないにしても、せめてアドオンの開発環境がどうなるかは一端をフォローしておきたい。ということで、会社のマシンに Rust を入れてみた。

結論としては、動いていない。インストールの手順は簡単で、Windows 用のインストーラである rustup-init.exe を公式サイトからダウンロードして起動すると、コマンドプロンプトが立ち上がってインストールが進む。基本的なコンポーネントを所定の位置にコンパイルしたら終わりだ。後はパスが通る(もちろん通っていなくてもフルパスを書けばいいだけだが)場所に test.rs などとファイルを作って、fn main() { println!("Hello, world!"); } のようなコードを書いてコンパイルすれば動く・・・はずであるが、"error: linking with `link.exe` failed" というエラーが出てコンパイルできなかった。Rust のフォーラムを見ると昨年(2016年)の3月というから1年前に「開発側に正式なバグとしてプルしておくよ」というところで話が終わってしまっていて、1年も放置されているとは困ったものだなと思って他のソースを当ってみると、どうやら Cygwin が入っている環境だと Rust をインストールするときに使う gcc のパスが Cygwin で使っている gcc のパスになってしまっておかしくなるという説明を見つけた。なるほど。

であれば、もう今ではコマンドプロンプトで "ls" コマンドが使えるていどの価値しかない僕のマシンの Cygwin には、丁重にお引き取りいただくのが良さそうだ。(しかし、後から更に見つけたページでは、単に Visual Studio の開発ツールが足りないという話らしい。)

で、それとは違う話なのだが、Rust なら勉強したいなと思ったのは、消極的な理由としては別にあって、僕はどうも Java (JVM) の上で動く言語というのが苦手だからだ。いまでは JVM と切り離して単独で動かす計画も進んでいるが、Twitter などで使っていると騒がれた当時から Scala を勉強する気が起きなかったのは、そういう理由がある。

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