マイクロブログ一覧 (a list of microblogs)

河本孝之(KAWAMOTO Takayuki)

Contact: takayuki.kawamoto@markupdancing.net

ORCID iD iconORCID, Google Scholar, PhilPapers.

First appeared: 2009-08-01 23:10:20,
Modified: 2011-09-25 22:02:12,2020-05-28 17:00:18,
Last modified: 2020-06-09 10:37:19.

はじめに [2009年公開当時の注記]

Posterous を凍結するので、そちらから移した記事を公開する。まだ使い勝手があってご覧いただいている回数も増えているため、公開日を本日に変更した。記事の内容は変更していないため、現在は該当しないことまで書いているかもしれないので、ご了承いただきたい。[追記: 2011-09-25] 今回の更新では、現時点でサービスが提供されているかどうかを改めて確認してみた。以下の短評は公開当時(2009年8月)のものなので、現在はそれぞれサービス内容やUIが変更されている可能性もあるが、そこまでは確認していない。

「マイクロブログ」の定義について議論するつもりはないのだが、ひとまず PlurkthisMoment といった「ライフストリーム」は除外した。また Tumblr や Posterous も、マイクロブログの代表である Twitter と比べれば、WordPress.com の方に近いという気がするので、これらも除外してある。あとは Yammer のようなエンタープライズ系、weplug のようにスパムが多すぎるものも除外してある。それから上記までで述べているコメントは、当然ながら僕が全てサインアップして挙動や見栄えを確かめた上での個人的な感想だ。しかし、リストとして出しているので、自分で確かめてみることもできるだろう。これらのマイクロブログを調べるに当たって Wikipedia あるいは検索結果にも頼ったが、特に Ning のマイクロブログ・ネットワークで掲載されていたリストを参考とさせてもらった。この他、“The Twitter-clone/twitter-like sites collection –” も少しだけ参考にした(クローンにはあまり興味がない)。

2020年の追記

初出から10年以上が経過して、それなりに動静について結果がと言えるような状況が確認できると思うので、久しぶりに記事のデータを復旧したついでに、下記の一覧で紹介しているサービスの現状を再確認している。

一覧

adocu (http://adocu.com/)
マイクロブログというよりも一言メモみたいなものか。半角スペースを入れるだけでエラーになり(笑、ほんとに一言か URL 一つしか書けない。([2020年の追記] “Unfortunately we have lost complete access to our servers because our hosting provider was shut down without warning. We would like to take this time to do a (much needed) overhaul of adocu.” だという。あほかい。)
beemood (http://beemood.com/)
日本ユーザとしてサインアップすると jp.beemood.com というサブドメインで使えるのだが、インターフェイスは全て英語。140limit。画像のアップロードと動画の埋め込みをサポート。フォントはなぜかセリフ系なので読みづらい。パブリックタイムラインの発言をリアルタイムに追いかける地図もある。画面のカスタマイズは色と背景画像くらいならできる。
[2009-08-15] この手の 2.0 系サービスではセッション管理を色々と吟味しているのだが、ここはセッションの期限が数ヶ月以上もあって、かなり怪しいと思う。セキュリティの点からはお勧めできない。
[2011-09-25] サービス終了。
bleeper (http://bleeper.de/)
ドイツの laconica クローン。なので、identi.ca でやれることは全てできるみたい。逆に言うと独自の特徴はない。
([2020年の追記] サービス終了。)
blellow (http://www.blellow.com/)
プライベートなユーザグループを作れる。また、Jobs, Meetups といった特殊なグループがデフォルトでサポートされている。300limit。タイムラインの文字は綺麗に出るが、入力フォームの文字が小さい。ファイルの添付ができる。一部では、Mandi Leman 萌えしかいないとも言われているが、どうなんだろう。
[2011-09-25] サービス終了。
Blip.fm (http://blip.fm/)
いま聴いている曲を検索してコメントをつけて公開するのが趣旨。昔はユーザが MP3 をアップロードできたが、さすがにやんちゃすぎてやめたもよう(笑。検索した曲はタイムライン上で順番に再生されるが、フルコーラスではない。ブラジルのサイトなので、ボサノバやジャズが多くて個人的には好きである。
Bloggino (http://www.bloggino.com/)
画面いっぱいに幅を取っているが、使うのは固定幅。入力した文字の大きさや色などをマークアップできるし、ポストした記事を再編集できるので、通常のブログホスティングサービスと何が違うのが説明に困る(笑。
[2011-09-25] サービス終了。
Bloggy (http://bloggy.se/)
背景色くらいは替えられるが、個々のつぶやきの背景色が薄い青で非常に読みづらく、文字も小さい。140limit。リンク、MP3 などメディアごと、目的毎にフォームが替わる。
([2020年の追記] サービス終了。)
Brightkite (http://brightkite.com/)
さすがにこなれたUIで使いやすい。場所を入力すると、その場所を登録してポストされたつぶやきや画像が一覧される。場所の登録は、日本ユーザは日本語で入力しているので、検索も楽だ。基本的に携帯からポストすることを想定して使うようだが、日本の携帯から投げると日本語(件名にテキストを入れる)が化けるので、日本語をちゃんと出したい人は PC か iPhone を使うとよい。
[09-05-19] お勧めからは外しました。最初からうすうす分かってたけど、日本の地名がぜんぜん検索できていない。大阪で検索するとデフォルトが takatsuki って、やっぱり日本のユーザが使うものじゃないと思う。visited place で地図は使えるが、俺この地図って表示された試しがないんだけど、ゼンリンの地図ってこんなに重かったっけ?
[20-06-09] 既に別のサービスとなっているようなので、リンクを外した。
Buboo.tw (http://buboo.tw/)
テキスト入力だけのシンプルなマイクロブログ。140limit。MSNとも連携し、簡単なAPIが公開されている。
[2011-09-25] サービス終了。
cirip
アクティべーションメールが届かない。GMail でスパム扱いされているわけでもなく、意味不明なので放置。サービス自体は動画や画像の埋め込みができるタイプのサービスで、特筆すべき点はない。ルーマニアの方と話したい方だけどうぞ。
Diary.com (http://diary.com/)
日記というスタンスで、プライベートと公開のストリームを使い分けられるし、数も増やせる。画像やリンク、動画などポストするメディアに応じてフォームが変わる。「つぶやき」という扱いではないので、5,000limit のテキストが投稿できる。このたび、Live Diary というパブリックタイムラインのようなものが追加された。
([2020年の追記] サービス終了。)
(追記 09-05-23)ここも暫く使ってみて、いま気づいたんだが、入力された文章にときどき余計な半角スペースが入っている。改行コードとか BOM とかの扱いの問題かもしれないが、ともかくテキストの扱いが素直でない。文字情報が最重要なサービスで、これはいけません。ということで、残念ながらお薦めからは外した。
Dipity (http://www.dipity.com/)
「タイムライン」という発想をそのままユーザインターフェイスにしてしまっている。そのため、はっきりいって重くて使い物にならないことが多い(笑。ここで何かをポストするというよりも、他のサービスから拾ってきた更新内容を時系列に表示するサービス、つまり「ライフストリーム」として捉えた方がよい。
([2020年の追記] サービス終了。)
DRBZ (http://drbz.cz/)
テキスト表示部分のコントラストが低くて、非常に読みづらい。一日に10ポストくらいしかパブリックタイムラインが更新されていないので(笑、殆ど使われていないと思われる。
[2011-09-25] サービス終了。
edno23.com (http://edno23.com/)
ページの上部にある、オレンジのボタンを押さないと投稿フォームが表示されない。負荷や自動ポスト対策なのだろうが、ユーザビリティ上は問題が多いと思われる。理屈では、ボタンの色はクリックを促すために色を変えるべきではないからだ。実際、このことに気づくまで「どこでポストするんだ?」と10分ほど全てのページを翻訳しながら探し回ったくらいだ。160limit で、メディア別に埋め込みポストできる。
([2020年の追記] サービス終了。というか、ただのブログになっている。)
enQuando.com
ここもアクティべーションメールが届かなかった。比較的オーソドックスなタイプのサービスに見える。アルゼンチンが大好きな方はどうぞ。
fanfou.com (http://fanfou.com/)
なんとなく、どこかで見たサービスのような気もするが(笑、単純なつくりだけあって、テキストをポストしたいだけならこれで十分と言える。140limit。しかし、API ドキュメントまでそのまんまじゃん(笑。
[2009-08-15] 既にサイトがなくなっているので、リンクは外しました。
FazKut (http://fazkut.com/)
ログイン時はコンパクト、入ったらすげーでかいページレイアウトという豪快なつくりのサイト。色遣いも黄色と緑で、さすがにブラジル。ただ、勝手にタイムラインをリフレッシュしてしまい、しかも PHP が display_errors = 0 でブランク表示となることも多い。それから致命的なのは・・・日本語が化ける(笑。
[09-08-15] タイムアウトの可能性もありますが、何度かトライしてみてサイトは既にないと判断しました。
Feecle (http://www.feecle.jp/)
国内サービス。確か hellotxt でもマルチポスト先に指定できる。画像の添付ができて、タグも追加できる。文字数の制限は緩いようなので、140limit とかではないようだ。半角500文字でも入出力できた。その他、地図連動があったり携帯版もある。安定した機能を提供していて、特に奇抜なものはないが安心して使えるのはよいことだ。
[09-08-15] 残念ながら、2009-06-30 でサービスが終了したようだ。
frazr (http://www.frazr.com/)
長らく使っていないと、メールではなく、ウェブページ上で運営者が “Du hast schon lange nichts mehr bei Frazr von Dir horen lassen!” とつぶやくヘンなサービス(使ってないということは見てねーんだし)。それ以外に、Firefox でアクセスするとヘッダーメニューのレイアウトがズレて右に寄ってしまい、隠れてしまう。また、日本語の表示が化けるし、総じて日本のユーザにとっては論外と言えるだろう。
[2011-09-25] サービス終了。
gospelr (http://gospelr.com/)
クリスチャン専用。なので、神をも恐れぬ大胆さでサインアップしてみたが、140limit、ファイルの添付、Twitter インポートといった一通りの機能がある他は特筆すべきものはない。ただ、場所が場所なので長居すると悪い気がする(笑。
GoZub (http://www.gozub.com/)
日本語が化ける、個々のつぶやき表示部分が無意味にデカい、140limit。なにせ、上部はデカいロゴと広告が居座っていて、テキストコンテンツがページの半分以下しか出ないのはどうかと思う。ひとまず論外。
[2011-09-25] サービス終了。
grooner microblog (http://www.gmicroblog.com/)
オープンソースで開発されている同名システムのデモサイト。サインアップするとパスワードを記載したサンクスメールが送られてくるため、セキュリティの観点からは利用も実装もおすすめできかねる。
[2011-09-25] サービス終了。というか、iframe で何か別のコンテンツを読み込んでいるため、アクセスしないよう警告する。
Haru.fm (http://www.haru.fm/)
国産サービス。まず右の無意味に大きく、ナルシスト専用ではないかと思うようなアバター表示にうんざりするが(笑、機能としては一通り揃っている。limit 1,000 で、写真や動画の投稿の他に、Google Calendar と連動するイベント登録、「これどう?」というネタ振りの投稿もできる。なお、公開用のライムラインが myday.fm という別サイトになっている。負荷分散が目的ならサブドメインにすりゃいいのに。
([2020年の追記] サービス終了。というか、ただの WordPress のブログになっている。)
himatch (http://himatch.net/)
これも国産サービス。brightkite のように位置情報と紐付けたコメントを投稿する。場所を表すキーワードをタグクラウドとして表示しているが、一般のブログでもそうだけど、こんなの使う人が本当にいるんだろうか。埋め草にオーバーテクノロジー。
([2020年の追記] サービス終了。現在はドメイン所有者のテンプレブログになっている。)
identi.ca (http://identi.ca/)
マイクロブログに関心がある方なら既にご存知のサービスだろう。laconica というオープンソースのシステムをベースにしており、140limit など Twitter を意識したつくりになっている。たぶん、マイクロブログで OpenID に早速対応したのもこれだったと思う。リニューアル時にデフォルトテーマがスモークブルーからライトグレーに替わり、短縮URLサービスをユーザ自身で選べるようになった(短縮しないようにもできる)。laconica を使った「クローン」も幾つかあるが、マーケティングの話題になるほどの数ではない。
([2020年の追記] 別名義の所有者による運営となっている。アカウントは別のサイトで作るようだが、どうもデータの責任主体が不明で怪しい。)
I rate my day (http://www.iratemyday.com/)
そのときの「気分」をポストするというコンセプトで作られている。テキストをポストするにあたって、その時のレートを必ず指定しなければならないのだ。しかも、いちどポストしてレートを決めると、次のレートを投稿するまで 30 分くらい待たなくてはいけない(笑。なので、システムが要求する動作仕様と同じ意図をもって使わなければ、イライラするだけだと思う。一日に一回だけ使うようなサービスだと割り切った方がよい。あと、キャラクターが設定されていてアバターは画像をアップロードできない。しかも、キャラクターはユーザの「レベル」が上がると他のものに切り替えられるという、意味の分からないゲーム性が取り入れられている。フランス人のやることは分からん(笑。
([2020年の追記] サービス終了。ドメイン所有者の無内容なブログになっている。)
Jaiku (http://jaiku.com/)
現在は Google が運営しているものの、Google のサービスとしての認知度が圧倒的に低く、Twitter の競合と言うには程遠い。ただ、サービスそのものはシンプルで使いやすい。位置情報の更新、140limit、メッセージアイコン、チャンネル(グループ)機能があって、テキスト主体のサービスとしては必要十分だ。比較的以前から運営されており、ここから派生したサービスもあると聞く。コアエンジンは Google Code で公開されていて、Python が動く環境なら試してみることは可能だ。
([2020年の追記] サービス終了。)
Jisko (http://jisko.net/)
140limit のフツーのサービス。ファイルの添付ができて・・・うーん、何も取り柄がない(笑。
([2020年の追記] サービス終了。)
Khaces (http://www.khaces.com/)
どこかで見たと思ったら、fazkut とそっくり。同じ会社が運営しているのかどうかは知らない、というかいちいち知りたくもない(笑。とにかく、ここもそうだが、いちいち何かの機能を使うたびにセッションが切れたり真白のページしか表示されなくなったり、キャッシュハンドリングの設計が明らかにバグってると思う。
([2020年の追記] サービス終了。)
komoo (http://komoo.cn/)
ここも紹介して良いのかどうか憚られるようなコピーサイトだが(笑、コピーであるから日本語も化けないというメリットはあるのだろう。
[2011-09-25] サービス終了。
koornk (http://www.koornk.com/)
Twitter や Ping.fm と連動できるということ以外に、特徴というだけのものがない。画面のカスタマイズもできないし、テキスト以外のメディアは扱えない。だが、これもシンプルに使いたい人なら選択肢に入るのかもしれない。
[2011-09-25] サービス終了。
kwippy (http://www.kwippy.com/)
テキストメインのサービス。文字の大きさが少し小さく、レイアウト上の素人臭さが抜けないためか、個々の文章が非常に読みづらい。日付の前にあるブックマークボタンは大きすぎるし、こんなところに付けると目障りなだけだ。また、テーマが3種類しかないので、読みやすいコントラストに調整もできない。テキストメインなら、読み書きするインターフェイスに注力が必要だろう。
[2009-08-15] 障害なのか、定期訪問した際にはアクセスできなかった。念のため、デッドプールという可能性もあるため、リンクは外します。
Mblogi.qip.ru (http://mblogi.qip.ru/)
qip.ru というサービス群の一つとして公開されている。なので、ユーザ登録すると Yahoo ID みたいなシングルサインオンとなる。マイクロブログサービスは、テキストだけの 140limit というオーソドックスなもの。アバターはサイズ制限が厳しく、どうやらリサイズしてくれないようだ。出来合いのアバターも使えるようだが、はっきり言って90年代のアダルトサイトのバナーみたいなものばかりで、いかにもロシアの場末という感じがする。
([2020年の追記] サービス終了。)
meemi (http://meemi.com/)
テキスト、引用、画像などリソース別にポストできる。位置情報も簡単に登録でき、投稿したエントリーにコメントをぶら下げてスレッド表示も可能な、ふつうのブログに近い使い勝手のサービス。テキスト入力フォームの高さを変えられたり、なかなか使いやすい。インターフェイス上の特徴(英語表記とか)に違和感がなければ、選択肢の一つになるだろう。
([2020年の追記] サービス終了。)
MexicoDiario (http://mexicodiario.com/)
読んで字のごとし、メキシコのサービス。250limit。日本語テキストの入出力に問題はないが、パブリックタイムライン以外のページでポストしても投稿が成功しないというバグがある。
([2020年の追記] サービス終了。)
microblgr
アクティべーションメールが来ない。論外である。
MoodMill (http://www.moodmill.com/)
さきに紹介したフランスのサービスとよく似た、「いまの気分」を投稿するサービス。5分以内ならキャンセルできる。気分は5段階で設定し、フランスのサービスとは違って連続投稿してもよい。気分毎にアバター画像を設定できるので、どのみちこういうサービスを使いたいならこちらの方が勝手はよいだろう。
([2020年の追記] サービス終了。)
niimo (http://niimo.com/)
テキストと参照 URL だけをポストできるシンプルなサービス。ポストするロケーションの登録ができ、140limit。日本語は化けるので、英語だけで投稿したい人はどうぞ。表示している文字もかなり小さいので、僕の使用には耐えない。
[2011-09-25] サービス終了。
Nolyo (http://www.nolyo.com/)
テキストだけのきわめてシンプルなサービス。150limit。一日経過した後で見てみたが、パブリックタイムラインが2つしか増えていない(笑。パブリックタイムラインの更新頻度が低いのか、あるいは利用ユーザが極端に少ないのだろう。いずれにしても事業継続性は怪しいのでおすすめしない。
[2011-09-25] サービス終了。現在は Facebook アプリケーションとなっているようである。
numpa.nl (http://numpa.nl/)
理由はよく分からないのだが、アカウントをロックされていた(笑。アクティべーションメールを放置したからか、ぜんぜん使っていなかったからか。サービス自体は、特筆すべき点もなくテキストの投稿機能に限られているようだ。
[2011-09-25] サービス終了。
offy (http://offy.jp/)
バンダイナムコが提供しており、au のアバターを利用したり、コミュニティがあったり、SNS 指向の強いマイクロブログサービスとなっている。ただ、携帯からの利用を前提しているような UI で、パソコンから利用するには SNS としての機能が貧弱すぎる。また、サービス全体の UX が「女子供」をターゲットにしているのが露骨で、その手の雰囲気が特に好きな人でなければ、わざわざこのサービスを選んで利用する意味はないだろう。
([2020年の追記] サービス終了。)
onhandblog (http://onhandblog.com/)
アカウントを登録してから「ブログ」を幾つも作って投稿するという、変わったシステムのサービス。感覚としては、スレッドごとにマイクロブログを作ってコメントがタイムライン上につらなるようなものだろう。運営元の情報がコーポレートサイトみたいなサイトに全くないので、恐らく個人運営のサービスだと思われる。文字化けはないが、UI はあまり洗練されておらず、コンセプトワークに近い。
[2011-09-25] サービス終了。
plerb (http://plerb.com/)
テキスト主体のサービスで、グループの機能がある。日本語の入出力に問題はなく、マイナーであることを別にすれば良好に使えるだろう。ビジュアルのカスタマイズも一通り色を替えたり背景画像を指定できる。
present.ly (https://www.presentlyapp.com/)
企業単位で利用する、いわゆるエンタープライズ・マイクロブログ。管理機能が追加されており、企業内の利用者全員に対するアナウンスや RSS フィードの読み込みなどが設定できる。最初はトライアルで利用できるが期限を過ぎるとユーザ1人あたり一月 $1 の利用料金がかかるので、試しに利用するのはよいが、正式に利用しないと決めた場合の復旧作業が煩わしいので、それなりに工数やリスクを考慮して試用すべきである。
[2011-09-25] サービス終了。
Qaiku (http://www.qaiku.com/)
“Jaiku” とか “Qaiku” という名称は、実は日本の俳句という名詞にちなんでいる(短いという事実以外に何の関係もないと思うが)。Qaiku は外部の RSS を取り込めるので、ライフストリームの一種と言ってもよいだろう。このサービスはテキストの投稿だけをサポートし、文字数の制限は 122limit という変わった条件で運営されている。ビジュアルはページの色を替えられ、個々の投稿にはコメントをぶら下げられる。また、投稿内容を言語でフィルタリングできるように、利用者は投稿テキストの言語を設定するよう推奨されている。些かテキストが小さいように思う。
([2020年の追記] サービス終了・・・かどうかはわからないが、uBlock Origin がアクセスを遮断してしまう。論外だ。)
Rejaw
結構ユーザも多かったサービスだが、2009年5月いっぱいでサービスは終了した。
schmownce (http://schmownce.com/)
Movable Type でお馴染みの Six Apart に買収された Pownce というマイクロブログをご存知だろうか。カジュアルシックなテーマを使える洗練された UI の、なかなかユーザ数も多かったサービスだが、Pownce ユーザの間では Six Apart がヘッドハンティングだけを目的に Pownce を買収したため、邪魔な Pownce は閉鎖させられたという認識がある。そこで、「Pownce が歩みをやめてしまった時点から先へ行きたい」ユーザのサービスという触れ込みでローンチされたのが当サービスだ。schmownce も trnsfr という企業が運営しているため、実際にはもう少し先までしか行けないのかもしれないが。ともかく、テーマをいじったりはできないが、よく似た使い勝手を求める方にはお薦めだ。
[2011-09-25] サービス終了。
ScribbleLive (http://www.scribblelive.com/)
イベントを登録してスレッド式に他のユーザも書き込めるというタイプのサービス。IMEで入力するときに、変換を確定させようとして Enter キーを押すと、そのまま投稿されてしまう。IME というヘルパーアプリケーションを使っているユーザが地球上に存在することを知らない人々のサービス。ただ、悔しいことに入力したときのレスポンスは抜群によい(笑。ていうか、いちいちタイトルの字がデカイよ。
([2020年の追記] サービス終了。)
Snockles (http://www.snockles.com/)
表示される文字があまりにも小さすぎる。位置情報を登録できる平凡なテキスト主体のサービスなので、もうちょっと入力しやすく読みやすいインターフェイスを煮詰めてもよいのではないか。後発でこれだと、中国のコピペサイト以下だと思う。
([2020年の追記] サービス終了。)
TeLog (http://telog.com.br/)
マルチバイト文字を入力すると、10進の数値参照コードで変換されてしまうという、お茶目なサービス。これでセキュリティ対策をしたつもりなのだろうか。よく分からないが、以上の説明だけで、利用する理由がないことは分かると思う。
([2020年の追記] サービス終了。)
Timelog (http://timelog.jp/)
国産サービス。あくまでもメモ扱いなので、ポストしたテキストを再編集もできる。プロフも完備しており、投稿に評価を付けたり、投稿をグループごとに集めてスクラップブックとして公開できるなど、SNS プラットフォーム志向が強いサービスと言える。
もちろん、日本のマイクロブログにそういう傾向が強いのは、Twitter のように周りに SNS 志向のアプリケーション(それは他社によってわざわざ開発されるのだ)を集めてしまうような求心力がないからだが、かえって自力で全部サポートしてしまうと孤立してしまうだけのように思うのだが、どうだろう。いつ終わるとも限らないサービスに、ユーザが何から何まで登録しようと思うだろうか。使い勝手もいいし良くできたアプリケーションには違いないのだが、国内のサービスには(単にメジャーかどうかというだけではない)何かが欠けている気がする。
([2020年の追記] 驚くことに、まだ運営しているらしい。もう趣味か慈善事業の世界だな。)
Twitter (http://twitter.com/)
言わずと知れた Twitter 。敢えて説明は必要ないと思うが、データストリームとしての価値が高いのに、ユーザインターフェイスもどんどん変えている最中のメジャーサービスだ。Google Trends などの検索クエリ数を見ると、マイクロブログとしては殆ど唯一のメジャーサービスと言ってもよい。中には SNS に分類する人もいる。
Utterli (http://www.utterli.com/)
理由は不明だが、必ず投稿にタイトルを付けさせられるマイクロブログ。他にも音声・画像・動画を公開できる。タグも使えてグループも作れるということで、一通り揃っているという点ではよくできたサービスだと言えるだろう。ただ、マイナーな割にサーバのレスポンスがかなり悪い。
[2011-09-25] サービス終了。
Vakow (http://www.vakow.com/)
テキスト主体の平凡なサービスだが、パブリックタイムラインからのフィルタリングや条件付きのピックアップがそこそこサポートされている。Twitter への同時ポストも可能。テキスト表示は、投稿したものは読みやすいが、それ以外はかなりいびつなビジュアルデザインなので、ちょっと引く人はいるかもしれない。
[2011-09-25] サービス終了。
Wassr (http://wassr.jp/)
日本人ユーザを相手に、アメリカの学生企業みたいな「ヘンテコスペリング」でサービス名を付けるのは、はっきり言って感心しない。ドメイン名がシンプルな英単語で取得できないなら、他の言語のスペルで探す方がマシだと思う。それから、日本のマイクロブログってプロフィール画像がやたらデカいけど、なぜなんだろう? こんなものはナルシストでもないかぎり邪魔なだけだと思うが。あと、日本語の入力や表示は当然かもしれないが問題なく、また文字の大きさも適当で良好だと思うのだが、タイムラインで掲載する付随情報が細かく多すぎて、一般ユーザには「ややこしい」という印象しか与えないような気がする。特に、本文と付随情報の文字が同じフォントサイズになっているのは止めた方がいいだろう。おまけに、せっかく付随情報の文字色を薄いグレーにしていても、リンク色が目立ってしまうので、ざっと見渡したときに本文と見分けが付かなくなるのだ。ちなみに、あの懐かしき「セカンドライフ」からの投稿をサポートしており、単純に笑える。
([2020年の追記] サービス終了。)
Watwet (http://watwet.com/)
140limit のテキスト主体のサービスで、Facebook と連携できる。写真も添付でき、グループをサポートしている。インターフェイスは、日本語の表示に問題はないのだが、アルファベットの表示にアヴァンギャルドだかセンチュリーゴシックだかを使っていて、やや癖がある。ここも無意味にプロフィール画像がデカい。
[2011-09-25] サービス終了。
Yonkly (http://yonkly.com/)
140limit のテキストサービス。とてつもなくシンプルで、見栄えのカスタマイズだけ $250 で請け負うというオプションがついている(おおよそ2日で完成とか)。パブリックタイムラインは、昨日僕が入力した投稿から今日まで一つも増えていない。恐らく個人のフリーランサーとかが運営しているサービスではないか。ただ、よく出来ているのは確かで、Facebook とも連携でき、テキスト文字数の制限まで 140 文字以外に変更できる。
[2011-09-25] サービス終了。
Youare.com (http://youare.com/)
忘れてた(笑。これは 140limit のサービスで、運営しているのは CSSMania と同じところだ。動画や画像の投稿も出来て、hellotxt といったマルチポストツールにもサポートされている。ふつうのサービスと言ってはおしまいなのだが、テキストの表示なども「堅い」という表現ができそうなインターフェイスだ。
[2011-09-25] サービス終了。
ZUOSA (http://zuosa.com/)
入力・出力時のテキスト表示はまぁまぁの大きさと読みやすさが確保されている。ほぼ Twitter クローンと呼んでいい機能だが、シンプルに使いやすい。中国語の表記に違和感がなければ、自分用のメモツールとして使えるだろう。
[2011-09-25] アクセスはできるようだが、私の環境からはおかしなリダイレクトを繰り返すばかりで一向にコンテンツが出てこない。
([2020年の追記] サービス終了。)
もごもご (http://mogo2.jp/)
最後は日本語タイトルでサービス展開している「もごもご」だ。「Twitter を始めとするミニブログ講座・・・」って、「ミニブログ」なんて表現の方が超マイナーだし。ていうか技術者でこの呼び方してる人の方が圧倒的に少ないから。まぁただ、独自の文化にしたいらしいので、彼ら自身のサービスを「ミニブログ」と呼ぶ権利はあるのだろう。イラストを使った説明とかが、いかにもリクルートっぽい業界人臭がきつい UI とサービス内容だが、国内で運営されているため文字化けなどの心配はひとまずない。テキストを入力するフォームのデザインがあまりにもダサいとか(笑、日記の公開ページで表示されているテキストのスタイルシートの調整がうまくいっていないとか(ブルーの日付に本文が食い込んでいる)、フォローを「片想い」とか「両想い」などと、一歩間違ったら出会い系と断定されかねない呼称で表記していたり、かなりやんちゃなところもある。
[2011-09-25] サービス終了。
それから、ちょうど TechCrunch で紹介されていたものが三つ。
MyLifeIsAverage (http://mylifeisaverage.com/)
特に何も書くことがない。こんなのもうどうでもいいや。
MyLifeIsG(ood) (http://www.mylifeisg.com/)
[2011-09-25] サービス終了。
FMyLife (http://www.fmylife.com/)
投稿内容がそのときの気分にいくらか依存しているという点では、MoodMill とかの系統に入れてもいいのかも。いまのところ、TC で紹介されたからかひどく重い。三つとも殆どやってることは同じで、ストーリーを投稿して、別のユーザはそれを評価したりコメントを付けられる。
([2020年の追記] サービス終了。)

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