2018年04月05日に初出の投稿

Last modified: 2018-04-05

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『聖書年表・聖書地図』(和田幹男、1989)

本書は、手ごろに年表と地図を収めてある標準的な資料集だ。著者は新共同訳の制作にも携わった方なので、内容についても一定の信頼は置けると思う。

しかし、編集には幾つかの問題がある。アマゾンにもカスタマーレビューとして書いたように、出エジプト記の地図は「ノド」の箇所に重要な地名が幾つか印刷されていて、かなり見辛い。実際に手に取ってもらえば分かるように、この地図は左上の囲み記事を左下へ移してもいいほど左側が大きく余っているため、地図全体をもっと左にずらしてレイアウトしても良かったと思う。ていうか、元プロの雑誌編集者として言わせてもらうけど、ふつうプロの製版・編集者なら、どう見ても後で開き辛くなることが分かってる場所に印刷するなんて、こんなレイアウトしない。いくら InDesign などデジタルでレイアウトするようになったからといっても、ノドの近傍に文字や記号を配置しないなんて基本は専門学校ですら教えてるはず。

ちなみに、なんで聖書の年表・地図を持ってるのかと言えば、哲学なり歴史なりに関心を持っている人間としての素養の一部だろうと思うからだ(もちろん、イスラム教や仏教や儒教の年表や地図があれば、それも買うだろう)。特に聖書は人名や地名がたくさん出てくる。何らかの必要があって書かれているのだろうとは思うし、それを突き止める専門の分野まであるわけだが、ひとまず地理として把握できる位置関係くらいは簡単に理解した方がいいし、僕はこういう「土地勘」のようなものが気になるのだ。

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