2018年06月21日に初出の投稿

Last modified: 2018-06-21

出勤時に端末のカメラで顔写真を撮影し、そこから「笑顔度」を測定。値が低いと「笑顔度が規定値より不足しています」との表示され、出勤の登録ができないシステムだという。似たようなシステムは別の企業も開発しているが、こちらは単に笑顔の度合いを記録するだけで、笑顔でなくとも出勤登録はできるようだ。

笑顔でないと出勤登録できないというシステムが登場

対面での業務なら必要ということなんだろうか。でも、出勤の打刻ができないなんてのは異常だよな。こういうふうに、プログラムのコードを弄りまわしたり仕様の設計ブロックを積み上げることしか能がないバカが「開発」とか「設計」とか「プログラミング」をやってるのが実情。僕は「ウェブ業界はどこを向いているのか」という記事で、システム開発もごく普通の職業になると書いたけれど、それはこういうことも意味している。つまり、日本だけに限った話ではないが、とりわけベンチャーにいる自称「エンジニア」の大半が実は設計や開発ができると勘違いしてるだけの「コーダ」であって、ブルーカラーは身の程を弁えてコーディングに従事せよということ。なにもベンチャー企業や開発ベンダーやウェブ制作会社にいる全ての自称エンジニアが「プログラマ」として、弁護士や一級建築士などのような、プロフェッショナルの仕事をするようになるという意味で書いたわけではない。

こういう人事の実務に関する仕組みを作るなら、それにかかわる法令や条例を参照する必要があるなんてことは、はっきり言って大学なんか出てなくても分かる事なんだよね。つまるところ、こういう「やってみた系ベンチャー」というのは、考慮する必要があることを知っていながら、時間がかかるとか、弁護士や社労士に相談すると金がかかるとか、「イノベーションやクリエーティブが抑圧される」などと、無能のくせにタワゴトを口にしては、後先考えずにサービスを立ち上げる。そして、何人かの実害が生じてから「知りませんでした」と言っては行政指導が入るまではのらりくらりとサービスを運営する。その「何人かの実害」が死者でなければ、何をやってもいいだろうというのが、多くの「起業家」と呼ばれるチンピラ守銭奴の思考であり、それをリスクとして教えないのが現今の MBA 教育だ。

こんな連中が、どれほど綺麗なサイトや面白いサービスを立ち上げて時価総額何千億円の上場企業になろうと、結局は人類どころか日本や地域社会にとって何の役にも立たない。蛆虫ですら何かの役に立つわけだが、こういう連中が本当に「役に立つ」のは、エンジェル投資家の中に隠れているヤクザにとってか、刹那的な快楽に身を任せる無責任な人間にとってだけである。前者は本当の悪だし、後者は全く無自覚な人々にすぎないが、社会科学的にはどちらも真面目に対抗しなくてはならぬ存在である。

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