2017年12月14日に初出の投稿

Last modified: 2017-12-14

世界のエリートが重視する「STEM教育」日本が抱える2つの難題

"STEM" とは、Science, Technology, Engineering, Mathematics の頭文字ということらしく、要するに科学・技術の教育を重視するとリターンが大きいので、もっと投資しようという話らしい。この時点で既に馬鹿げていると思うのだが、その後に出てくる統計データの読み方もかなり素人臭くて、しかも結論ありきの議論でしかない。恐らく、何かの利害関係者なのだろうが、オンラインのメディアは紙媒体に劣らず、こういう低質の文章が大手の看板の下でばら撒かれるから困る。更にメディアリテラシーの啓発が求められるところだ(既にメディアリテラシー教育を長年にわたってやってきている欧米ですら、ネオナチだの post-truth といった課題をすぐに抱えこむ脆弱さをぜんぜん克服できてはいないのだから)。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53782?page=2

この2ページ目に出てくるグラフでは、日かる。しかし著者は、「世界でいちばん低い」という順位ではないことが重大らしく、「男子の低学力生徒の少なさは世界でもトップであるが、女子のそれは世界トップ3から外れてしまっており、女子の低学力生徒の問題を解決することが、今後の日本の科学教育の課題だと言える」などと言う。これを正確な日本として「針小棒大」と言わずになんといえばいいのか。

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