2018年03月18日に初出の投稿

Last modified: 2018-03-18

女性は同9月、人格権侵害に当たるとして同地裁に仮処分を申請。ツイッター社は「(アカウント自体の)全削除をすれば、将来の表現行為まで不可能になる」と反論した。

地裁は同10月、削除を命じる決定で「アカウント全体が不法行為を目的とすることが明白で、重大な権利侵害をしている場合は全削除を命じられる」との基準を示し、女性のケースもなりすまし自体が人格権の侵害に当たると認めた。

なりすまし 全削除命令…ツイッター社に さいたま地裁

「将来の表現行為」ねぇ。そもそもヘイトスピーチやなりすまし投稿が、法益として保護するべき「表現」に値するというのは形式主義の濫用だと思うけどね。形式主義というものは、権力が恣意的にものごとを判断できないように、一律に扱わせるための「防衛的な」コンセプトだと思うんだよ。私人どうしの係争で持ち出すのはおかしいと思う。そもそも「将来の表現行為」を保護して、将来に渡っても虚偽が投稿された場合の法的な責任を、ロクに安定的な黒字経営にもなっていない企業が負えるんですかという話なんだよ。

もちろん、アカウントの数が減るようなことを自らしたくないのは分かる。なにせ、クソみたいな spam アカウントやヘイトスピーチのアカウントや IS のアカウントでも「1」は「1」として株主にどうとでも言い訳できるわけだし。でも、適当に自動投稿するアカウントを自ら膨大に登録して頭数を増やすなんて芸当、どこのソーシャルネットワークでもやってるわけだしねぇ。この業界にいる人間なら、本当に個人が利用してる(しかもアクティブな)アカウントなんて、公称の 1/10 もないなんてことはだいたいみんな知ってるわけであって。

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