2017年05月11日22時06分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-05-11 22:21:02

博士号を取ろう!

いまや伊達や酔狂だけで彼らのような無能が博士課程を出るには、子供が30歳近くになるまで年収800万以上の家計を維持できる地位に親が上り詰めていないと難しいわけで、単刀直入に言うと、この文章は成金コミュニティにおける処世術を語ってるだけにすぎない。

「博士号をもたずに日本の企業で働く多くの人たち、特に開発を担当している人たち、にとっては不愉快なことを書くことになる」ということだけど、そんな弁解をしても内容に変わりはない。いまや経営学の世界では一人相撲で仇花の成果しか上げられなかった「無能」として断罪されているジャック・ウェルチに学ぶとか、東大や慶応ならともかく京大ですら、いまやこういう金持ちパワープレイの処世術を語るしか能がない、社会科学のセンスが欠けた実験バカや計算バカが理数系学科で学生を教えるようになったのかと思うと、京大に残ったのは社会科学のセンスが欠けたバカか、あるいは金のためにやっている筈がミイラになってしまって京都学派を崇拝するネトウヨ同然のバカだけになってしまったのだろうか。(アマチュアにこんなことを書かれてムカつくなら、ぜひ京大の教員諸兄は上流社会の風習を真似た冷笑だけでなく何らかの反例で対抗していただきたい。)

無論、文章を書いている方は一種の制度の被害者だろう。それは確かにそうなのだけど、いかにも現状に無批判的で、カッコいいリアルな策略を尊ぶ自意識の塊といった論調で、こんな文章は有能な学生に対しては学者としての意志を削ぐだけだ。もちろん、事務手続きや研究資金の調達を雑務だと蔑むような学生の育て方は慎まなくてはならないが(どのみちたいていは凡庸なのだし、マス化した大学制度においては雑用も引き受けなくてはならない)、それなりに勉強できる子供をもつ成金の親は、たぶん京大よりスタンフォードにでも送り出したほうがいい。実務でも研究でも、恐らくは鍛えられるだろう。

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