2017年06月28日22時47分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-06-28 22:47:11

「本当に困った人だけ助ける制度」からこぼれ落ちるもの

先日、都議会議員さんの発言について書いたコメントと同じ主旨のことが言える。福祉制度というのは一定の基準を決めたら無差別に適用する方がいいのであって、「『本当に』困ってる人だけを助ける」なんて判断を行政に要求したり立法に期待してはいけないと思う。会社のマネジメントや社内規程の作り方にしてもそうで、およそ組織というものの構成員は、ルールを作る僕らの側も含めて凡人であるという厳粛な事実から出発しなければ運用できない。基準を超える人間がいても、たいていは「凡庸な例外」であり、いようがいまいが実は大勢に影響はない。更には異常な例外、たとえば大資産家の息子が遊び半分で就職して小遣いがひと月に10億円ほどあるから給料は最低水準でいいと言っても、その会社の給与体系が何か抜本的に変わるかと問われれば、そんなもの何も変わらない。そういうレジリエンスが社会(防衛)の強さというものではないのか。

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