Scribble at 2024-06-01 12:10:02 Last modified: 2024-06-01 13:35:16
連れ合いが X で見つけた動画を少し観たのだけど、まぁ酷いので晒しておく。評価については上のリンクから読んでもらいたいが、同じことを再び繰り返すけど、100語で英会話できるとか、「◯◯だけで話せる」式の話には限界条件として最初から無理があるし、そもそも人間同士のコミュニケーションとして、幼児並の語彙で大人の相手と喋るということがいかに無礼であるかを少しは人として学んでほしいと思う。
たぶん、こういう人たちっていうのは、アメリカ人が日本人よりもオープンでフランクだといった笑ってしまうような逆偏見を映画とかから植え付けられていて、「英語には敬語がない」といったフレーズでミスリードなことをバカが何十年も書いてきた結果、こういう若者が増えちゃったんだと思う(英語には「敬語」はないが、人間関係によって使い分ける表現の違いというものはあるから、或る表現が或る人には無礼だという話はいくらでもある)。
それでも、ラッキーというか限られた範囲で英語を習得して使ってるだけなら、この手のデタラメが通用することはあるんだよね。こう言っては悪いけど、よく「関西人の」「女の子(女性じゃなくて)」が英会話を習得するのが圧倒的に早いと言われるわけだけど、それって要するにアメリカの男とずっと喋っていられるような状況になりやすいってことでしかないんだよ。すごく無機質な言い方をすると、他の人がコストをかけてやる英会話レッスンを無料で受けてるようなものだ。それが、関西人特有のずうずうしさと、それから「女の子」であるということによって成立しているという自覚がないんだよね、フェミの人は怒り心頭だろうけど。
もうさ、この手のバカ話って突っ込むとキリがないから時間の無駄なんだけど、もう一つだけやっておくと、たとえば君がアメリカの高校に留学したとしよう。100語で半分の会話が成立するって、このねーちゃんは言ってるわけ。でも、一緒に高校へ通ってる友達が100人いたとすると、君は彼らの名前を覚えないわけにはいかないよね。じゃあそれだけで100個の単語(名前)は覚えねきゃいけないわけじゃん。じゃあ、このよくわかんない50%とかの計算ってどうなるんだろうね。たぶん言ってる本人もよく分かってないと思うよ。だって、単純計算すれば100語で半分だから200語あれば100%の会話ができるの? なら、その高校に友達が200人いたら? バカみたいな話だって、このくらいの想像だけですぐに分かるわけだよね。
すると、たぶんこういう人たちって「名前は単語じゃない」とか言い出すわけだよ。じゃあ次に、学校で使う道具とかカリキュラムで学ぶ単語とかを数えてみよう。恐らく、1学期も終わらないうちに100個の単語なんて使い切ってしまうと思うよ。君らも中学で1年間に100個を遥かに超える単語を覚えさせられてるわけで、どんなバカでも100個くらいはヤクザだって(外来語として普通に使ってる単語も含めて)英単語は知ってるんだよ。偏差値70もない高校の出身だろうと、「ゴー」とか「ホーム」とか「セックス」とか「ノート」とか「イングリッシュ」とか「ペニス」とか「マネー」とか「ゲーム」とか「キー」とか「キス」とか「ペン」とか「カー」とか「ラヴ」とか「コンピュータ」とか「コーヒー」とか・・・ほれ、もう15個だぜ? こういう単語は知ってるだろう。つまり、100個だけで云々とか言ってるけど、既に僕らは100個どころか数百個の英単語を知ってる。それでも英語を読み書きして仕事できないし、海外でいきなり暮らしたりできないということなんだよ。