Scribble at 2025-10-25 10:58:19 Last modified: 2025-10-25 13:38:33

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超薄型モデルの最大の魅力は、スペックシートには現れない「感性的な価値」にあります。驚くほどの薄さ、手にした時の軽やかさ、ポケットに入れた時のかさばらなさ。一部のガジェット愛好家やYouTuberがiPhone Airを絶賛しているのは、まさにこの点を評価してのことでしょう。

iPhone Airはなぜ苦戦する?超薄型スマホへの需要が伸び悩む、販売不振のワケ

他人の文章をコピペするだけで、自分の頭で考えてものを書いていない人間というのは、常にこういう的外れな議論を延々と繰り返すものらしい。しょせん、何の素養も知見も経験も技術も知識もないライターが書く文章を、われわれが批評することなど暇潰しもいいところなのだが、まさしく暇潰しとして付き合ってやろう。

さて、まず自分たちがどういう日本語を書いているのか、まさかコートジボアールから来たばかりの観光客じゃあるまいし、自覚がないわけでもないだろうが、「超薄型」と書いておいて、「ポケットに入れた時のかさばらなさ」が利点であるなどと書けること自体が驚きだ。iPhone Air のスクリーンは6.5インチなので、このサイズの物品をポケットに入れてかさばらないなどと平気で書けるのは、実際に6.5インチのスマートフォンを扱った経験がないどころか、そもそもスマートフォンをポケットに入れたことすらないのではないか。いったい iPhone Air の現実のユーザで、「かさばらない」などと絶賛しているのは誰なのであろうか。おまえたちの頭の中にいる、主人と同じ程度に頭の弱い小人さんが脳内で勝手に囁いているだけだろう?

次に、スマートフォンを選ぶ基準は軽さや持った感触といった感性的なものではなく、スペックに現れる数値的なものになっていくのだと言う。こういう、STEM 系の思い上がったガキと同じく、またぞろ「文系 vs. 理系」みたいな下らない対比を想定して、常に数理的なものが偉いと思い込む人々には困ったものだ。要するに、それは西海岸や都内の成金リバタリアンが語るような拝金主義のバリエーションでしかないのだが、自分たちでは理性的で正確で何か確かな議論をしているという錯覚があるのだろう。君らの尊ぶ数値や数理的なものごとの本質を専門に研究しているとも言える、科学哲学という分野で国公立大学の博士課程まで進んだ人間が、あからさまなポジション・トークとして言っておいてやるが、そんな妄想や先入観を抱いている人間に、数理的なものごとの理解や分析や説明なんてできはしない。

こういう人々は、まず材質の肌触りだとか筐体の形状を設計するときに、数理的な議論が関係ないと思いこんでいるようだが、これは単純に Apple のプロダクト・マネジメントや商品開発に対する侮辱でしかない。まさか Apple の UI デザイナーが、たとえば Liquid Glass を設計するときに、プレゼンテーションの動画と同じく本当にガラスの置物をテーブルに並べていたとでも思っているのだろうか。確かに、ブレイン・ストーミングなどでやっていたとしてもおかしくはないが、その後はプログラミングに移行しているに決まっている。そして、iPhone Air のチタン筐体を設計するときに、手で持ったときに形状がもたらす感触だとか表面の材質を、およそ計算という数理的な処理を無視してやっていたとでも思っているんだろうか。君らは、材料工学や感性工学という分野があることを知らないのか。あるいは、材料工学がなんだと思っているのか。

そして次に、あるいは逆にと言ってもいいが、数理的に語られることが多いスペックについて、動作における条件設定などの基準として、ヒトの視覚や聴覚などの感性にもとづく基準を無視してハードウェアやソフトウェアを開発しているとでも思っているのだろうか。だいたい、スペックというなら iPhone Air は A19 Pro を積んでいて、これは MacBook Air などのような "Air" という系列の製品が共通にもっている、「薄型のハイスペックなモデル」という特性として一貫している。ハイスペックなモデルを求めているなら、それこそ iPhone Air を選ぶ人がいてもおかしくない。

かようなわけで、iPhone Air の販売不振には幾つかの理由があるのだろうが、その分析だとか解説と称する文章の多くは、はっきり言って思い込みやコピペだけで書かれたデタラメである。

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