Scribble at 2020-12-24 10:43:55 Last modified: 2020-12-24 10:53:00

本社の事業所を移転した話をしたが、新しいオフィスでは個室のブースを3つほど設置している。二つは窓があって、一つは窓もない完全な密閉・防音型として、リモートでの営業活動や簡単なウェビナーの配信に使ってもらう予定とのことだ。こうした施設の利用予約は Google カレンダーの「ビルディング / リソース」専用カレンダーという機能で管理しているのだが、まだ多くの社員は扱いに苦労しているらしく、何の予約もなしにブースを利用しているようだ。

確かに、Google Workspace の設備予約機能は設計がダメだと思う。相変わらずアイビー・リーグの博士号を持ってても無能揃いの IT アーキテクトやプロダクト・マネージャしかいない会社のようだが、既にマイクロソフトを上回る大企業病を囁かれて久しく、倒産する日を待ち焦がれている人が世界中に続々と増えている《ラスボス》なので、特にあれをどうしろとわれわれのように有能な人間が無料でアドバイスしてやる道理もない。勝手にクズを吐き出し続けて身動きがとれなくなった状態で、新興のビジネスやサービスに追い抜かれてしまえとしか思わないし、実際に僕はウェブコンテンツの検索は Bing や DuckDuckGo を常用し始めている。Google Keep や Google Drive についても、しょせんオンラインのサービスに「永続」などという言葉は産業構造から言っても技術的な観点から言ってもありえないのだし、やはり原則は手元の手帳や自宅のコンピュータだ。

ただ、企業で利用しているあいだは個人的な好き嫌いを言っている場合ではないので、なんとかうまく使っていく他にない。Google カレンダー、しかも設備一つ一つに専用の「リソースのカレンダー」があるという奇妙な仕様を使って会社の資産を適正に管理するには、まだ色々な工夫が必要だろう。見た目の様子は似ていても、会社のブースは新幹線のトイレではない。気軽に入って使っていいものではないのだし、管理部署で鍵を管理するようなことまでしなくても、適正な運用となるようにもっていきたいものである。というか、そもそも「設備予約」という企業人としての習慣づけすらできていない気もするが、平均年齢で35歳を超えようかという会社で新卒研修みたいなことを繰り返すのもどうかと思う。この際は、昨今の流行であるナッジを活用できないものだろうか。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook