Scribble at 2022-01-02 15:13:31 Last modified: unmodified

ようやく Raspberry Pi Zero W に Bullseye(Debian)ベースの Raspberry Pi OS Lite をインストールして、headless での立ち上げが終わった。自分で書いて公表している文書は、単行本のコンテンツにしてもいいくらいの詳細かつ丁寧な説明だと思っていたが、あれでもまだ足りないことが分かった。つまり、ダウンロードして SD カードに書き込むだけで全ての Raspberry Pi 基盤に最適な設定になっているとは限らず、それどころか一部の基盤にしか対応していない設定が最初から指定されていることすらあるのだ。それだと、Raspberry Pi Zero W の設定としては不適切で、もちろん正しくハードウェアを制御できないのは当然だろう。

既に公開してある文書に追加するなら(というか Bullseye ベースの OS に対応するため、追加した内容で新しい記事を書くつもりだが)、少なくとも2点の注意事項がある。一つは、Raspberry Pi Zero W の Wi-Fi チップは 5GHz の帯域をサポートしていないので、5GHz でアクセスする設定を wpa_supplicant.conf に記述してはいけない。そしてもう一つは、Bullseye ベースの Raspberry Pi OS Lite に入っている config.txt には、dtoverlay=vc4-kms-v3d という互換性のない設定が最初から有効にしてある行があるため、ここを見つけてコメントアウトしてから、最終の行に dtoverlay=dwc2 を記述しなくてはいけない。もうすぐ 64 ビットの Zero 2 W が発売されようとしている状況で Zero W の記事を書くのもどうかと思うが、着眼点として他の基盤なり OS を扱う際の参考になるかもしれないので、一つの事例としては紹介しておく意味があろう。

もちろん、そもそもの目的は別にあるので、そちらも何かご紹介できるよう活用していきたい。それにしても、玄関のチャイムの音を奥の部屋で聞こえるようにする方法は、どうしようかな。Bluetooth の安い中継器とかってないんだろうか。正直、USB 電源で Bluetooth で音を飛ばすマイクと Bluetooth で受けるスピーカーを買えば済むような気がしているのだが、Bluetooth の通信距離が10m以内と短いという欠点を何とかしないといけない。

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