Scribble at 2024-06-26 13:10:04 Last modified: 2024-06-26 13:19:39

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プライベート・モードで X を使っているのだが、たまに大谷選手のホームラン映像を眺めたりしていて、その際にいわゆる「インプレ乞食」と呼ばれる人々のスパム投稿を通報している。基準は、(1) どう考えても日本語を知らない外国人アカウントが日本語で投稿してる、(2) 全く同じテキストと改行の仕方で事例を三つ以上見つけた、というシンプルなものだ。

まず、こういう基準について「外国人差別だ」とお怒りの方もいるとは思うが、もちろん僕は外国人の大半は日本に興味なんてない筈だという意見をもっている。それが偏見であるかどうかは決めようもないわけだが、最低限の事実として述べておくと、日本語は1億人以上が使っている、実は話者の多いメジャーな言語であるにもかかわらず、国連では完全に無視されている(国連関係のどんな組織であろうと、またそのトップが日本人であろうと、国連の文書で日本語に翻訳されているものはない)。つまり、いまだに第二次世界大戦の「敗戦国」という扱いを受け続けている国家の言語として、外国人が日本語に触れる機会は殆どないと思っている。そうすると、テレビなどの紹介番組やウェブの記事などを読んで関心をもつ人はいるとしても、それはごく一部の人たちだけであろうと思う。爆買いでやってくるアジア人なんてのは、あれは一種の商売みたいなものだから、それがどこの国であろうと関係ないのだ。

いや、そんなことはない、もっと日本に興味がある人は多いはずだと、つまらないプライドに固執している人々が期待したくなるのも凡人としての道理なのだろうが、それは間違いである。アニメや漫画が多くの外国人に知られているから日本に興味がある人は多いはずだと言われるが、いま海外で売れている日本の漫画は全て翻訳されているし、アニメにも実際には絵柄に日本語が描かれている作品なんて多くない。国によっては日本語の文字が出てくるシーンを敢えてカットする場合もあるという。つまり、その漫画やアニメが日本の作品であることを知らない人が大半なのだ。東南アジアでは、『ドラえもん』は日本の漫画が原作のアニメだとは思われていない(というか漫画が原作だとも知られていない)という話を、某電機メーカーの人から聞いたこともある(そこでは、東南アジアの支社や工場を多く抱える都合から、イントラ向けに構築されているサイトのコンテンツに『ドラえもん』のイラストを活用しているらしい)。なので、どれだけ漫画やアニメが海外で知られていても、それだけで日本に関心を持つ人が多いとか増えるなどという理屈にはならないのである。

ということなので、大谷翔平がアメリカ人に関心をもたれているのは分かるとしても、大谷のホームラン映像を埋め込んで X に投稿する中東やアジアの人々が多いとは思えないし、しかも彼らがハッシュタグさえ日本語で投稿するなんてことは考えにくい。中東やアジアで日本語を自分で書いて X に投稿できるほど学んだという人がいてもおかしくはないと思う。そういう人がいるかもしれないという可能性は否定しないが、全く同じコメントと同じ改行の仕方で同時に X へ投稿するなんて偶然の一致は、正当な疑いを挟むのが理にかなっていると思う。

そもそも、こんなことをわざわざ言い訳のように書かなくてはいけないという時点で、この国の差別についての考え方や、何が不当で何がそうでないかの区別というのは、おかしいと思う。いまだに「区別は差別ではない論」とかがネトウヨの定番として口にされたりするのも、差別に関する議論というものが一般人の話題として洗練されていないからだろう。要するに、「寝た子を起こすな」式に短絡的に無視したり遠ざけていると、そういうリスクがあるのだ。

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