Scribble at 2021-01-25 15:09:08 Last modified: unmodified

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三万六千語を収録。見出しに適切な用例を付す。大きな字で見やすく使いやすくした最新版。漢字や送り仮名の使い方が一目でわかる。

岩波 現代用字辞典 第四版

最後にこの第四版が出てから事実上の絶版となっているらしいが、アマゾンのレビュアーの一人が寺田寅彦の言葉を引いて「廉い(やすい)」と評しているとおり、20年以上も前の値段とは言え、これだけの辞典が1,400円で買えるのはありがたいことだった。用字辞典として以外にも、JIS の漢字コード(いまとなっては UNICODE の方がありがたいわけだが)や送り仮名の付け方や正仮名遣いや旧国名といった、便利な付録が掲載されている。国語辞典の一種ではあるけれど、正直なところ言葉の意味が分からなくて国語辞典を引く機会は1年に1回すらない(しかも、機会があればウィキペディアで検索していたりする方が多くなっている)のに比べて、用字辞典を手に取る機会は多い。口語として喋ったり聞いている限りでは理解していても、文字として書くときになって困ることがあるからだ。手書きの文字を書かなくなった昨今では、いよいよ字を忘れる事例も増えてきているため、もちろん辞典を頻繁に開くだけではなく、手書きで文字を書く機会を増やすために、今年から連れ合いと交換日記をつけている。

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