Scribble at 2025-10-22 18:59:52 Last modified: 2025-10-22 20:17:25
# made by Gemini
いやぁ、ここ数年のあいだに会社で購入したノート・パソコンの初期不良ときたら、いまのところ8台購入して5台が1年も経たずに初期不良や故障での修理という扱いになっていて、ほとほと困っている。しかも、最初は「国産にしよう」という方針で富士通を選んでいたのだが、あまりの酷さに DELL に換えたのだけど、DELL にしてから2台の購入で2台とも初期不良が起きて、さきほども返品の申請を出したところだ。
もちろん、不具合が起きたからと言って無条件に返品するわけにはいかないわけで、当社においてプロとしてコンピュータの仕組みを理解して、Windows, macOS, Linux などのトラブルシューティングができる人材は一人しかいないので(と自分自身を指差す)、本日も一日がかりで色々な対策を講じてきた。なまじっか数多くのトラブルや失敗に遭遇して色々な可能性や原因となりうる事柄を知っているせいで、やれることがたくさんあるため、知っているからにはやらざるをえず、したがって会社の最高技術者であり情報セキュリティの部長でもある人間が、まる1日をヘルプデスクの仕事で潰すということになる。
今回のトラブルは、Wi-Fi の接続が頻繁に切れては復帰を繰り返すというものだ。これでは Zoom などで商談ができない。いくら8万円ていどの安物とは言え、こんなパフォーマンスのガラクタを掴まされたのでは困る。ということで、Windows のトラブルシューティングやら Windows Update でゴミを食わされていないかの調査とか、DELL が最初から入れてるアドバイザーみたいなしょーもないアプリケーションが悪さしてないかとか、もちろんドライバを消したり更新したりロール・バックしたり、あるいは Realtek から手動で持ってきたドライバを使ってみたり、他にも自分で知ってるテンプレの対策や確認だけでなく、Gemini に質問して得た手順すらやってみたのだが、一向に改善されなかった。
何が起きているかは、ほぼ一目瞭然である。イベントビューアを見れば、NIC Compliance の違反で接続を勝手に切断されているということなのだが、それがどうして起きるのかがぜんぜん分からない。ドライバは最新だし、8月に更新しているドライバなので、Windows の仕様に合っていない古いドライバだという可能性はないだろう。となれば、やはりソフトウェア的な問題というよりも、ネットワーク・カード(NIC)が正しく動作しておらず Windows の仕様に沿わない結果となることがあり、通信を切断されてしまうのだろう。
そういや、他にも富士通のノートでは、決済サービスのサイトにログインできない問題があって修理に出したことがあった。これもネットワーク・カードの交換だったので、Realtek の製品にはいささか問題が増えているのかもしれない。ていうか、あんまり真面目に調べたことはないのだけれど、昔から妙な印象は感じてるんだよね。なんでサウンド・デバイスのメーカーがネットワークのドライバを作ってるのか。でも、少し調べたら、サウンドだろうとネットワークだろうと、いろんなデバイスを製造してるメーカーなんだな。それで何十年も Windows ではデファクト・スタンダード化してるんだから、大したものだ。しかし、いちど下手な製品を大量にバラ撒くと、どこのパソコンを買ってもトラブルが起きるという結果になる。或る意味では部品調達やコンポーネントにかかわる比喩的な SPOF と言ってもいいのだろう。
そういや、ちまたでは「SPOF」(単一障害点)という言葉を覚えたての IT ライターやハカーのお子様や IT ゼネコンの三下エンジニアどもが、ここぞとばかりに AWS で起きた障害の解説を書き散らしているようだが、SPOF があるという事実に問題があるのではなく、それをどこまで多重化したりバックアップしてリスク分散できるかという財務上の問題が大きいのだ。仮に、Route 53 で扱うデータを全てホット・スタンバイによってバックアップするとなると、アマゾンが担うコストは非常に大きなものとなって、当たり前だが利用料金に跳ね返ってくる。また、CloudFront の仕組みを裏でこっそり多重化したり、いわばシャドウ・クラウドのようなものを構築するのは、技術的には可能だが、それを維持するコストは現行のサービスを維持するのにかかるコストと同じであるばかりか、現行のサービスからのレプリケーションを取って、機密性はともかく完全性を維持するのにかかる管理システムも必要となるため、いまのコストに対して 2.5 倍ていどはかかることになる。つまりは、なんだかんだ言って AWS を利用するのにかかるコストが全体で雑に言って2倍くらいになっても良いのかという話だ。正直、AWS のサービスを技術的にも、それから管理するための API なりコマンドなりコンソール・サイトのフロント・エンドでの操作手順としても高度に習得するだけのエンジニアを、委託であれ社内であれ維持するのにかかるコストを考えたら、もともとクラウドなんて安いわけでもなんでもないのだが、それに加えて利用料金が倍になったら、クラウドのコスト面での有用性は殆どないと言っていいだろう。