Scribble at 2023-07-22 16:45:07 Last modified: 2023-07-24 10:14:45

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Raspberry Pi Zero W

1年ぶりくらいで Raspberry Pi Zero W に Kali Linux を入れてみようとしたのだが、おそらくは micro SD カードに書き込みは成功したものの、やはりいつもの調子で Wi-Fi がまったく使えない。アクセス・ポイント機器の隣に置いて起動しているのだが、ブロードキャストに何の反応もない。しかも、2台持ってるから2台とも試してみたのだけれど、どちらもネットワーク上に存在していないようだ。基板のランプは、きちんと点灯が落ち着くまで30分ほど待ったので、これで接続不能ということは、やはりドライバがぜんぜん書けていないか、基板の Wi-Fi がデタラメな性能しかない部品で作られているかのどちらかだろう。Imager の設定が間違ってるなんてことも、同じ設定で書き込んでこれまで使っていたのだから、ありえないと思う。

FreeBSD は、あらためて調べ直してみたのだが、やはり Wi-Fi どころかイーサネットのドライバすらなくて、ドングルを買えという話でしかしないようだから、もうこれは諦めた。そもそも、Raspberry Pi Zero W に FreeBSD を使い物になるレベルでは(おそらくはネットワーク機器のライセンス的な理由で)インストールできないという理由が分かっていたからこそ、AWS を「遊び場」に替えたのではなかったのか。やはり企業の技術部長が「遊ぶ」なら、新橋でくだを巻くにせよ、ミナミで玄人のおねいさんと酒を飲むのであろうと、あるいは FreeBSD を勉強のために使うのであろうと、やはり出費は欠かせないというわけだ。

ということで、やはり Raspberry Pi はプロが使う道具ではないとして無視するほかにない。ハードウェア的にどうしようもないのだし、僕らはいかに有能でも、こんなバッドノウハウにまで付き合うほど工数は余っていない。こんなトラブルのために自分でドライバを開発する知識や技能を身につける必要があるとも思わない。確か力武さんが FreeBSD を使うのをやめたという文章で書いていたように、もう UNIX ライクな OS と Linux との運用上の違いなんて殆どないのであるから、換えはいくらでもあるというのが現実だろう。それは、ここ数年の CentOS の騒動があっても、大半のサーバ・エンジニアは実のところ気にしていない事実と同じことである。

[追記:2023-07-24] だが、おもちゃとしてすら使えないというのも癪に障るので、結局は Raspberry Pi OS Lite (32bit) Bullseye を入れて起動させた。ということは、ハードは問題ないのだろう。

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