Scribble at 2023-07-22 00:57:04 Last modified: 2023-07-22 12:04:49

この Odin という言語で実装された EmberGen という 3D アニメーション・ツールを、バンダイ・ナムコやらマイクロソフトが利用した実績をもつという。もちろん、だからといって大手の企業が Odin を使ったということにはならないだろう。それでも、これらの企業が利用した実績を持つていどの実装ができる開発言語なのだという点は、一つのセールス・ポイントであるに違いない。

さきほど仕様を（"Overview" というセクション一つに全て書いているのだが）眺めてみたところ、assignment (variable, constant) と型定義の記法が何種類もあって、あるいは for ループに逆行用の宣言として "#reverse" なんていう変則的な記述があったりと、ちょっとバグの原因になりそうな気はしたけれど、学んでみる価値のありそうな言語ではあると思った。

それにしても、日本語で解説されたページを探すと、あいかわらずこの言語を本当にインストールして使ったことがあるのかどうかも分からない（もっと言えば、そもそもプログラミングのスキルがあるのか、開発の経歴があるのかも怪しい）連中が、唾をつけておいて「ご意見番」とか秀和システムで解説の著者としてデビューすることを狙ってるのか、よく事情は分からないが、とりあえずわれわれのような開発のプロから見てクズとしか思えないつまみ食い記事を、またぞろ Qiita だの Zenn だのというクズみたいな場所にウンコ同然に投げ散らかしているのが現状である。

まぁ、少なくとも英検準２級くらいはとれる高校生の諸君なら、そういう都内の三下エンジニアとかゼネコンの部品でしかないコーダー風情など無視して、上に紹介したオリジナルの文書を読むべきであろう。そして、実際に Windows 版まであるのだから、自分のマシンにインストールして使ってみるべきだ。こんな、大阪の中小企業で事務員やってるオジさんですらやっているのだ。