Scribble at 2023-08-04 23:35:04 Last modified: 2023-08-04 23:44:42

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The widespread assumption at the time was that this flexibility enabled work-family balance. She did not find this to be true. For some, it seemed to be tied to familial conflict, overwork, and job dissatisfaction.

Don’t Take a Workcation!

僕も上の記事に同感だ。「ワーケーション」なんてのは、それこそ休暇に仕事を持ち込むだけの「バカ働き」でしかない。

こういう机上の空論が大好きで、「ワーク・ライフ・バランス」なんていう上場企業の一部でしか通用しないポエムを書いている人事コンサルトや物書きがたくさんいるわけだけど、そういう連中は実際にはそんな生活をしたこともない、悠々自適に暇を潰していて道楽でコンサルしたりブログ記事を書いているような人々なのだ。

経営コンサルというものは、その企業や業界の慣習に親しんでいないという部外者や素人であることを武器に、建前を口にして社内を牽制する道具である。その程度の役割であるにもかかわらず、MBA なんていうマントヒヒでも取れるような安物の修士号を見せびらかして、マッキンゼーだ、アクセンチュアだ、あるいは PoMo だったか、なんか変なアルファベットのインチキ救命器具みたいな名前のコンサル企業に勤めているていどのことで(ああ、PwC だっけ)、経営全般とか人事・採用について公衆を相手に語れると勘違いしているわけである。ああした連中は、それこそ経営学や企業組織論の教科書どおりの建前を部外者として口にして、クライアント企業の社内を牽制するための小学校の学級委員みたいなものとして使われているにすぎないのに、自前の理論を構築できると勘違いしてしまうわけである。バカは長生きするよ。

というわけで、大半の企業なり働き手にとっては現実的でもないし、それどころか目指すべき理想ですらないタワゴトの類いをいくら議論しても時間の無駄である。そういう、コンサルやクルクルパーの経営学者のお喋りに企業の予算を無駄に投じるのは、はっきり言って株主に対する背任とすら言えよう。ましてや公費を投じて自治体がコンサルや広告代理店にプロジェクトを委託するなんてのは、どう考えても何かの見返りとしか思えない。

あと、直接の関係はないのだけれど、旅行先でゴーグルみたいにスマートフォンの画面だけ眺めながら景勝地や観光地を練り歩いている生体部品どもがいるけれど、僕は子供の頃からカメラをぶら下げた「ハリウッド映画に出てくるステレオタイプの日本人」みたいな連中が大嫌いだ。ああした風景や見聞きした経験は、それこそ肉体フェチの現象学者がすすめるように、写真や動画では記録できない事実とか感覚も多いし、認知科学の理屈としても、そちらの方が記憶や印象にとっては重要なのである。実際、僕はここで何度か書いたことがあるけれど、写真なんて僕らが眺めている視野の記憶とは全く違うのであって、どれほど美しい写真で撮影されようと、そんなもんは僕の体験を半分も表せないのだ。映像なんて、しょせんは人の経験の劣化した模造品にすぎない。同じく区画は限られているが、かえって絵画やアニメや鉛筆で描いた落書きの方が、効果的に(模造品であることにかわりはなくても)人の経験を表現している場合があろう。

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