Scribble at 2025-05-14 12:24:58 Last modified: 2025-05-14 12:26:43
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Hacker News で宣伝されていた MOOC のサービスだというが、僕はこれは動画版の Yahoo! 知恵袋だとしか思えない。要するに Creative Commons で公開されている既存の MOOC の動画を集めて、それをネタに YouTube の「自称教師」たちがレクチャーしたり質問に答えたり演習するというわけだ。この、またぞろ意味不明な日本語っぽい名前のサービスは、その仲立ちをするという。いわゆる「弊社は場所を提供してるだけ」系の、そこで何が起きていようと常に後から対策を考え始めるという、メルカリを始めとするブローカーどもと発想は同じなのだろう。
Hacker News に集まってくる、得てしてサイコパスな連中にしてみれば "cool" なのかもしれないが、常識的な社会道徳をもっている人間として言わせてもらえば、こんなものクズだと思うね。他人の自己顕示欲や善意にぶら下がって飯を食おうなんて、いやそれどころか往々にしてテメーたちが「社会貢献」してるとか言い始めたりするから困ってしまう。
僕は MOOC を一概に否定はしないが、その効果は従来の教育手法を拡張したり補完するていどにとどまると思う。そして、実際に効果としてはそのていどだという報告が上がっていて、もういまでは研究者すら減っているようだ。教育手法としての新規性もなければ将来性もないという結論に至っている教育学者や認知科学者が大半を占めているからである。たとえば、MOOC の利点とされる「好きなときに学べる」というのは、宣伝する側のフレーズだけなら良いことに見えるが、裏を返せば「好きなときに止められる」ということでもあり、そして現に MOOC のコースを受講する人の殆どはコースを終えずに途中で止めてしまう。単にマッチングの問題として他のコースがうまく合うならともかく、実際には自分に合うコースをあれこれと試すというよりも、寧ろ自分の興味がなくなったり分からなくなったら止めてしまうのだ。これは、僕に言わせれば「勉強」ではない。河川敷を散歩しながら鼻歌を口ずさむようなものである。(やってもやらなくてもいいことを適当にやってるだけという意味)