Scribble at 2022-07-29 15:35:14 Last modified: unmodified

いまどきの問い合わせフォームから送ってくる営業メッセージの大半が、丸投げされたクラウド・ワーカーによるコピペであることくらい、営業してる当人ばかりか読む側の大多数も分かってるんだけど、そこには一定のルールというか不文律のようなものがある。そこを超えてしまうなり、道を違えてしまうと、華麗に無視されるばかりか反感をかうこととなる。これまで、そういうパターンをここでも幾つかご紹介してきたけれど、さきほど来ていた営業メッセージも、読む側に(丁寧ではなくても、ざっと目は通しているし、いまでは Google Chat の専用スペースへ投げているから、他の役職者も読んでいる筈だ)不快感を起こさせるものだろう。

それは、読む側のことなど無視して自分たちの言いたいことだけを言うという態度だ。もちろん、販促や営業という活動が本質的にそういうものであることは否定できない。知ってもらわなくては売りようがないのだから、知ってもらいたいと望むのは当然だろう。あるいは、自社のサービスに自信があればこそ、更に(営業用語で言えば)鼻息を荒くして、我が社のサービスを〈知るべきだ〉と考える人がいてもおかしくはない。しかし、意気込みはどうであれ他人に反感を持たれたら終わりである。さきほど通知されたメッセージの中でウンザリさせられたのは、

「本日はご質問が多く届いていましたMacの対応状況を紹介いたします。」

という内容だ。実際に当社へ届いたメッセージからコピペしたので、どこの会社の文面なのかは、送った側の人間ならわかるだろう。これが相手を怒らせることに気づかないマーケティング部長がいたら、俺が取締役なら即座にクビだ。無能すぎる。

ということで、なんでこういう文言のメッセージを〈初めて送る相手に〉書くのが愚かであるかは、いちいち説明などしない。分からなければ、どこの会社であろうと、あなたにはマーケティング部長や営業部長をやる資格はないということである。でも、心配しなくてもいい。システム部長や経理部長にはなれるかもしれないからだ。

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