Scribble at 2022-07-29 10:40:22 Last modified: unmodified

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仕事の細々とした(いやもっと大きなプロジェクトも扱うが)タスク管理については、Microsoft To Do を愛用している。無印良品の「クラフトデスクノート(スケジュール)」を長らく使ってきたのだけれど、やはり家と会社を行き来してどちらでも仕事をするようになり、まったくどちらかにノートを置いていたら仕事になるわけでもなくなったため、やはり道具そのものを持ち歩ける(というかクラウド・サービスを経由して同期できる)のが圧倒的に効率的だ。無印のノートは10年くらい使ってきたけれど、そろそろお役目はクラウド・サービスに引継ぎとなるかもしれない。ただ、クラウド・サービスはネットという、安定的でもなければ安全でもない電力インフラや通信インフラやクラウド・サービス運営企業という三つのサービスに常に依存し続けるものなので(メモ帳を使っているあいだに紙業者や印刷会社が倒産しても、メモを書けなくなるわけではない)、これはこれで何らかの更に良さそうな代案も用意しておきたい。まぁ、少し考えたら持ち運びできる手帳(つまり僕の場合は「ほぼ日手帳」)という結論になってしまうのは目に見えているのだが。

さて、その To Do だが、おおむねシンプルなアプリケーションで扱いやすいのだが、一つだけ困ることがある。タスクとして完了した項目をチェックするとアーカイブされるのだが、そのアーカイブされているタスクの一覧が降順で固定されているということだ(忘れ易いようなので、忘れにくい考え方を書いておくと、数として「大きくなっていく」のが昇順。グラフとして右肩上がりになっていく様子を一緒に記憶しておくとよい)。これは、Google Chat の機能としてサポートされているタスクでも、アーカイブしたタスクの並びが新しいものから古いものへ並ぶ。いちばん古いタスクから順番に(昇順もれっきとした「順番」である)見ていきたいのに、ソートしなおせない。

確かに、データを管理する方としてみれば、新しく完了したタスクから順番にユーザへ見せていく方が簡単なのかもしれない。特に、データベースが FIFO でデータを格納するように設計されていれば、なおさらだ。しかし、データベースがそういう設計であろうとなかろうと、人の要求に応えるのがシステムやコンピュータの使命というものであろう。なんで機械ごときの設計なんて事情に人間様が目的や好みを合わせないといけないのか。それに唯々諾々と従うプログラマやデータベースの設計者も不甲斐ないが、それではシンギュラリティでマシンが人の知性を超えるどころか、人の知性が Nintendo のおもちゃ並みに劣化する方が先ではないのか。

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