Scribble at 2025-08-22 10:39:21 Last modified: 2025-08-22 10:46:17
スクリーンショットは Yahoo! ニュースだけど、リンクはオリジナルの ITMedia Business にしてある。この記事って初出は一ヶ月も前のもので、別に古くても構わない記事だってあるけど、これを「ニュース」という名目で掲載する神経がよくわからない。NHK についても言ってることだけど、こういう利用者の多いメディアで出鱈目な日本語を使うから、民度というか大規模な文化的な下方圧力が強まって馬鹿が再生産されるんだよね。教育でも分かるように、凡庸な人間が凡庸な人を教えていればまだしも(たいていの教育制度はそれを前提に設計されているはず)、馬鹿が凡庸な人間を教えるようになったら、文化や知性の劣化や低下は簡単に復旧できない。
ともあれ、内容についてふれておこう。既に何年も前に大阪心斎橋の東急ハンズがビルから近隣の商業ビルに移転してしまい、扱う商品も爆買い外国人だけが目当てのキワモノに成り下がってしまったとかで、もう僕らは東急ハンズに足を向ける意味も理由も興味もなくなってしまった。この手の店舗で残るのは、阿倍野と茶屋町の Loft だけとなるのだが、上の記事によると茶屋町の Loft も商業ビルの店子として移転するらしい。それから、これも知らなかったのだが、阿倍野橋の Loft もハルカスの店子として移転してしまっているという。もちろん、売り場面積は大幅に縮小されるだろうし、少ない売り場で扱うとなれば、あの近辺でものを買おうとする観光客などが好む品揃えに限られてくるだろうから、もう足を運ぶ値打ちもなくなるのであろう。
とはいえ、ぶっちゃけで言えば、Loft だろうと東急ハンズであろうと、そもそも値段が高いし、どうしてもアマゾンに比べたら品揃えには限界があるから、実際には数年ごとにしか行っていない。「ほぼ日手帳」を11月くらいに買い求めるという習慣もなくなったから、さらに足を向ける理由がなくなっていたので、どのみち移転しようと品揃えがどうなろうと、実はどうでもよいことだったりする。記事の中では、これらの雑貨ビジネスが「文化の発信」を担っていたなどと大袈裟なことを書いているが、ごくありふれた所得で生活している人間として言わせてもらえば、それは致命的な錯覚であり思い上がりというものだ。Loft や東急ハンズによって成し遂げられた文化的な事績など一つも存在しないし、若者文化に何か影響を与えたなんて事例もない。彼らのオリジナル商品が爆発的に売れたという事実もない。たいていの人にとって、Loft や東急ハンズの商品は単純に「高い」のであって、暇潰しに眺めたり、よほど気に入った商品があって買いに行くのでもないかぎり、僕らの生活の指標になるような商品を置いてある店ではないのだ。ホイホイと Loft や東急ハンズでものを買って暮らしている、ハイソな成金小僧の生活を支えているだけであれば、そら国が貧しくなってくれば売上が下がるのは当然であろう。