Scribble at 2026-03-23 09:55:14 Last modified: 2026-03-24 06:09:28

添付画像

Dropbox に置いた大量のファイルを Google Drive へ移設しているのだが、なにせ電通や博報堂に何の忖度をしているのか、過去の案件の膨大なファイルがあって、これはどう考えても NDA 違反だろうと思うような素材も多い。15年前に撮影した綾■はるかやリア・●ィゾンの宣材写真(無修正)とか、商品開発にかかわる資料だとかだ。

僕は、いまの会社に入ってから数週間でこういう実態を知って、それから20年近くにわたってずっとウェブ制作の役職者には「これは良くない」と言い続けてきているのだけど、或るときからあきらめて機械的に保管している。それゆえこんな状況となっているわけだが、ここ最近は動画のソースなどサイズそのものが大きなファイルも増えてきて、個人の使用量としては 500 GB くらいしかストレージを使っていないけれど、そういう素材などを保管してある共有扱いのフォルダの使用量は、既に 30 TB くらいになっている。いま会社で契約している Google Workspace の共有ストレージ(アカウント全員を合計した)容量が 80 TB ていどなので、要するに個人と共有扱いのファイルとで、僕一人がストレージ領域の半分を占拠していることになる。しかも、部署単位で使っている容量はアクセス権が共有されていない限り、他の誰にも見えていないので、敢えて定期的にストレージ使用状況のレポートを全社に通知して、大量のファイルを保管していることをアピールする他にない。そうしないと、事情が分からずにどんどんファイルを追加されても困るからだ。

もちろん NDA や知財の関連でリスクがあるのは承知しているし、他にも端的に言って管理コストを負担し続ける意味が殆どないという理由もあって、これは Google Drive へ移行する機会になんとかしようとしている。幸いにも、現在のウェブ制作の部長は冷静にものごとを考えて判断でき、必ずしも広告代理店と歩調を合わせることなどクリエイターとしてもビジネスとしてもベストではないという距離感を持っているので、彼らにファイルを保管するにあたっての基準なりルールを考えてもらうことにした。幸いにも、Dropbox の契約を切るまでに1年近くの猶予がある。

ただ、それとは別に退職者のファイルなどを移していると、色々なトラブルが起きる。最も頻繁に起きるのは、Dropbox の仮想フォルダから Google Drive の仮想フォルダへ、どちらも「オンラインのみ」のステータスでファイルをコピーするのは、非常に時間がかかる。まず、Dropbox からローカル・マシンの HDD へファイルの実体をダウンロードしてから、それを Google Drive へアップロードしなくてはいけない。そして、アップロードしたファイルは再び「オンラインのみ」の扱いにしないと、数十テラバイトのファイルを「いったん置いておく」ストレージなど僕の自宅のマシンには(いや、普通の会社ならだれのマシンであれ)ないからだ。

そして、ファイルの転送そのものにも問題が多い。原因は不明だが、或る退職者のフォルダに入っていたすべてのフォルダとファイルが同じディレクトリ階層にぶちまけられてコピーされてしまうことがあり、ファイルやフォルダの合計が630,000個を超えてしまって Google Drive が処理できないと警告を出すようになる。いったんこんなことが起きると、もうエクスプローラやブラウザでファイルやフォルダのリストを表示しようにも、たいていどちらもフリーズしてしまうし、何かファイルやフォルダを削除したり表示を切り替えたりするたびに5分ていどの処理時間がかかってしまう。

[追記:2026-03-24] これは、おそらくローカルで Dropbox のバーチャル・ドライブから Google Drive のバーチャル・ドライブへ Bun Backup というツールで転送していたからだという結論にいたった。Bun Backup は非常に優秀なソフトウェアで、コピーがきわめて速いため、逆に Google Drive へのアップロードが追い付かずに Bun Backup 側から再転送がかかってしまい、Google Drive のクラウド側では新規ファイルや新規フォルダの扱いになってしまうからだろうと思う。Google Drive などクラウド・ストレージのアイテムは、ファイル名やフォルダ名が同じでも実際にはファイル ID で管理しているため、Windows などのファイル・システムとは違って同名のファイルやフォルダが置ける。なので、どんどん同じ名前のファイルやフォルダを重複して転送してしまっていたのだろう。実際、"tmp" とか "profile" などという名前のフォルダが数万個の単位で存在する。

Google が提供しているマイグレーション・ツールも、既に説明したように、移行する対象のファイルやフォルダを CSV ファイルにまとめるなどという縄文時代の手続きが必要で、ナンセンスも甚だしい。こういうツールでの移行作業を、どう考えても実質的に拒否するための「サービスしている振りをするだけのパントマイム」だと言わざるをえない。

さきほど「管理コストを負担し続ける意味が殆どない」と書いたが、これはウェブ制作の実務にも携わってきた一人として20年の経験から言えることだ。つまり、こんなものを丁寧に保管し続けたところで、ウェブ・コンテンツの制作案件で受注が増えたり、あるいは広告代理店から何らかの評価が上がるなんてことは絶対にないのである。逆に、広告代理店でも真面目な人たちであれば、寧ろ素材や知財関連の資料をなかば黙って保有し続けている方が「やべー会社」という扱いになりかねない。なぜなら、それらを他の広告代理店や色々な他の事業者へ横流ししている可能性も疑えるからだ。

さて、これらのゴミをどうにかしないと Google Drive がまともに使えない。そこで、Gemini と検討してみた結果、Google Drive でスクリプトを走らせることにした。実際、このマイドライブにアクセスしても、直下のファイルやフォルダを表示しようとするだけでエクスプローラ(ローカル)や Edge(クラウド)がフリーズしてしまう。なにせ、ファイルやフォルダが合計で60万個を超えるのだから当然だ。そこで、条件を決めてファイルやフォルダを問答無用でゴミ箱へ移すスクリプト(GAS)を走らせることとした。試しに、"tmp," "profile" などのフォルダと、".js," ".css" という拡張子のファイルとを対象にスクリプトを走らせている。これで問題なければ他の条件も加えていって、手動でなんとか操作できるていどに数を減らしたい。ちなみに、GAS を初めて使う人によくあることだが、GAS の本体も通常はマイドライブの直下にスクリプト・ファイルが保存されるので、削除する条件にスクリプト・ファイル自体がマッチしてしまうのは避けなくてはいけない。そのためには、スクリプト・ファイルのファイル ID を取得して除外するのがよいだろう。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る