Scribble at 2023-06-15 12:12:26 Last modified: 2023-06-15 12:16:04

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Sex, Identity, Aesthetics: The Work of Tobin Siebers and Disability Studies

なんでミシガン大学の紀要を読んでいたのかというと、これのバックナンバーにトビン・シーバーズの文章が掲載されていたからだ。たまたま、アマゾンで400円くらいで手に入った上記の本をきっかけにして、シーバーズについて調べていたわけである。なお、上記の本と同じ趣旨で下記の動画も公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=ssuK6BhIGE4

シーバーズは障害研究で知られた人物であり、ミシガン大学(アナーバー校)で英語学の教授をしていたのだが(海外でも教えている分野と本来の研究分野が違う人はたくさんいる)、2015年に亡くなってしまった。

http://mydisabilitystudiesblackboard.blogspot.com/2015/02/influential-disability-studies.html

障害研究では研究グループを興したりと、理論からコミュニティの育成まで幅広く活躍した人物であり、上記のような本まで出ているのだが、英語版の Wikipedia にすらエントリーはない。このあたりも、まだ各国での成果の蓄積が足りないと思う。実際、DDG でシーバーズについて "tobin siebers" という人名だけで調べていても、上位から20ページにも満たない時点で早くもぜんぜん関係ない大坂なおみのページとかあべのハルカスのページが出てくる(恐らく、IPアドレスを引っこ抜いて「大阪」だから表示しているのだろう。プライバシー優先と言っておきながら、DuckDuckGo も結局はテクノロジーとして Google と大差ないということが分かる)。

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