2019年08月20日に初出の投稿

Last modified: 2019-08-20

いくら公式談話で謝罪を口にしても、いくら補償・賠償として金銭を提供しても、こうした発言・態度を示す政府要人(首相含め)が罰されることもない日本を信用しろと、被害国であり、被害者が生存している韓国に求める方が無理な話である。

日韓関係の悪化は長期的には日本の敗北で終わる

信夫君のブログでは評するに値しないと一刀両断だが、とりあえず読んでみると、日本の事情はともあれまともな論説だと思う。そして信夫君が憂慮しているように、これが国際的にはスタンダードな歴史の理解であり、いくら信夫君が凝り固まった「法治国家」というフレーズを連呼しようと、彼がまさに自分で書いているように国際政治はパワー・ポリティクスの舞台であって、それを統べる法治主義など存在しない。韓国がいい例だし、アメリカやロシアや中国も同様だ。日本が《いい子ちゃんぶった》態度で正論を語ろうと無効であり、その末に逆切れしたのも、過去の日本の愚行の結果である。

日韓基本条約を締結した朴正煕政権から1987年の第六共和制の時代に入るまで、韓国は30年近くも実質的には軍事政権が続いてきて、日本との「友好関係」は軍事政権が過去を金で解決し、一般の民衆には多くが隠されてきた時代だったと言える。したがって、日本では「今頃になって騒いでいる」という印象を受ける人も多く、70年以上も昔のことをなんで騒いでいるのかと感じるかもしれないが、韓国の多くの人にとっては大っぴらにものが言えなかった時代だったのである。最近になって韓国が日本に強硬な態度をとるようになってきた事情としては、記事でも指摘されているように、既に日本は韓国にとって経済発展の手本になるような国ではなくなったからだろう。たとえば家電製品では既に日本と同等の技術力に到達していて、なかでもスマートフォンは既に日本のメーカーを凌駕してしまっているし、ゲームのようなソフトウェアでも、僕らがプレイしている大規模 MMORPG の多くは韓国の開発だ。(「1960年の貿易対象国の中では、日本は輸出の約6割を占めていたが、1975年には25%、1985年には15%、そして2005年には8%にまで下がっている。」)

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