Scribble at 2022-06-04 20:38:25 Last modified: unmodified
この前まで観ていた『攻殻機動隊 SAC_2045』でも、壁面に描かれたサインやイラストを自動で認識していたら、その組み合わせがウイルスとして発動し、本人が意図しない行動を選んでしまったという設定が採用されていた。AR 技術のリスクとしても、昔から指摘されていたことだ。VR ならユーザの視界に何を見せるかはコントロールしうるが、AR だと無関係な人間が描いたイラストや文字をユーザの機器が勝手に測定して変換しようとしてしまうため、実質的にウェブサイトへリクエストを送信されて攻撃されるのと同じ状況になるというわけだ。
クリエーティブもいいけれど、自分たちが致命的に愚かなことを無邪気に広めようとしてるというリテラシーくらいは欲しいところなのだが、得てして「プログラミング」なんてものに手を出した人間は、情報セキュリティの知見や技術がゼロでも「『プログラミング』してる俺って、ハッカーかも」みたいな妄想に取りつかれるものだ。