Scribble at 2021-08-27 09:41:21 Last modified: unmodified

既に下書きを始めているのだが、このところ読み続けているビジネス書に関連して、いまのところ3つの目標で考えや意見をまとめたい。なお、全てを当サイトのページとして公開するかどうかは関係ない。ページを制作するために本を読んだりものを考えているわけではないからだ。いわゆるアフィカス・ブロガーでもない限り、そんな奴いるか?

まず第一に、これは当初から持っていた目標で、定番とか基本書と呼ばれている「古典的な」業績を丁寧に読むこと。『ブルーオーシャン戦略』や『エクセレント・カンパニー』は、これまで抱いていた理解とは違って、本当に丁寧に扱うなら読むに値するものだと分かった。1日で通読するような雑読ですら、そういう印象を受けるのだ。もちろん内容について首肯する点は少ないかもしれないが、少ないなりに著者がそう考えたり考えてしまう理由や落とし穴を推察するのも有益だろう。もちろん、もしそれが本当に読み手の浅薄な誤解ではなく著者の過ちならという条件付きだが。それでもなお、そういう判断をしたという記録を残しておけば、後から自分で読み返して著者の論旨や判断を誤解していたことに気づくチャンスがあるのだから、無駄なことではない。

第二に、とりわけ自己啓発系やマネジメント、あるいはリーダーシップに関わる本に、予想以上の変な翻訳が(もちろん端的に言って誤訳も)多いと分かったので、鍵になるような論述で意味がつかみにくい箇所があれば、原文を参照してみることとした。その結果、主旨をもっと明解に伝えられそうな翻訳の余地があるなら提案したい。実際、これまで幾つかご紹介したように、僕が読んでいる版の『7つの習慣』には、かなり疑問の余地がある訳文が散見される。

第三に、これは大半が他人に公開するようなものではないが、これらの本を読んで参考にしたことを実際に僕ら自身の生活指針だとか業務上の方針として活用したいと思う。もちろん、まさか会社で安易に「顧客優先」の施策など提案しないし、連れ合いと「戦略」を語ったりする予定はないが、現状で僕自身に不足しているか未熟と思える(この俺ですら、そういうことを自覚したりするものだよ)ことを改めてゆく参考にはしたい。あたりまえだが、「改める」というのは「改〈善〉」だという保証はないわけで、変えることによって何かを混乱させたり、逆に「改悪」という結果にもなりうる。しかし、マネジメントやリーダーシップについての本なら必ず書いてあるように、何もしなければ、たいていの才能や実績や人間関係は悪化するものなのだと思う。

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