Scribble at 2023-02-02 13:11:04 Last modified: unmodified
動画を受け、店内の全ての湯飲みを洗浄したほか、しょうゆボトルを交換した。男性客と保護者から謝罪があったが、スシローは受け入れを拒否した。こうした対策にかかった費用の支払いを求める民事訴訟の準備も進める。担当者は「多くの客と社会に不安を与えた行為で許せない」と憤る。
まぁ、謝罪なんて本人がしたところで、これは立派な威力業務妨害として刑事犯罪に問えるような事案だ。親と一緒に土下座しようが、テヘペロで済んだら警察なんていらない(警察のない社内が「良い社会」だと思ってる人は、それが度し難い管理社会になりうるという自覚がない)。そして、こういう場合の提訴をクズみたいなリベラルと一緒にスラップ訴訟だと非難することも不適当だろう。
実際、インターネットの普及によってプロの事業者が気軽なアマチュアと競争させられてデザインとかプログラミングしなきゃいけないという時代になっているけれど、これは別の見方をすれば「犯罪」もイージーになったということでもある。その辺の高校生でも日本全国で事業を展開しているチェーン店に巨大な風評被害を与えられる(実際、うちでも「こんなことを動画でわざわざ公表しなくてもやってるやつがいるかもしれないし、やっぱり回転寿司とか行かない方がいいよね」みたいな話をした)。よって、これはガキ個人に対する報復的な提訴というよりも、隠れて同じようなことをやってる連中とか、テヘペロで済むと思ってやるかもしれない連中への牽制という強いメッセージでもある。
それに、ぼくら利用者や消費者も店内でこんなことされては気軽に外食なんて行けない。これでバカが愚かないたずらができなくなったくらいで、民主主義とか人権とかがどうにかなるなんて心配する必要などあるまい。犯罪者は社会から遠ざけられるのが、まともな人間の人権を守るという共同体や行政の使命なのであって、それを蹂躙する自由(古典的には「積極的自由」などと言われる)なんて概念の混乱でしかない。