Scribble at 2023-02-02 17:52:26 Last modified: 2023-02-03 19:15:23

トルコの理容師によるシェービングを見ていて感じることは、その手際というか剃る速さだ。他の国の理容師に比べて、一度に剃る量が多い。そして刃を立てる角度も大きいように見えるため、2nd pass で終わってしまう場合が多いし、何度も細かいところを剃りなおすといった調整も少ない。あれほど刃を立てて一気に剃るのだから、確かにマイルドな刃を使わないと危険であるとは思う。なので、Derby のようにマイルドと言われている刃のメーカーがトルコであるというのも納得できる話だ。

ちなみに、Derby(derby.com.tr)というブランドの替刃はトルコのイスタンブール県(観光地のイスタンブールからは南東へ 20 km ほど行った場所)にある Azmüsebat Çelik Sanayi ve Ticaret A.Ş.(アズムセバット鉄鋼・貿易株式会社)という会社が製造しており、トルコで唯一の替刃メーカーと謳っている。なんでこう言ってるかというと、かつては Kartal Çelik Eşya(ZAZA グループ)という会社が "ZAZA" という替刃を製造していたようなのだが、もう今では作ってないらしい。ZAZA グループのサイトを見ても、替刃のページは 404 になってしまう。トルコ人のブログ記事では、ZAZA の替刃は品質管理に問題があって、商品ごとの切れ味にムラがあり、当たり外れが大きかったようだ。

そういうことはともかくとして、実は Derby の替刃をアマゾンで購入した。幾つかの替刃を試してみたのだが、どれか一つをじっくり使ってみないと比較するのは難しいと分かったからだ。確かにどの替刃も剃れるし、そう危ない肌の当たり方はしないのだけれど、いわゆるアグレッシヴかマイルドかという比較になると、僕自身の剃り方が安定していないせいもあって、正確な実感が分からない。これは、一つの替刃をある程度の期間に渡って使ってみて、僕の技量が安定してこないといけないのだろう。いわゆる、科学哲学で言うところの ceteris paribus 条件を比較するにあたって揃えるということだ。なので、Derby Extra(緑のパッケージ)を暫く使うことにした。

[追記:2023-02-03] ちなみに、アマゾンの追跡では昨日の朝8時に商品が大阪市内へ届いていると表示されていたのに、結局は夜になっても届かなかった。日本郵便や佐川やヤマトでも配送には日数がかかるため、何日かかかるのはいい。でも、「翌日配達」という約束で注文しているアマゾン・プライムの商品が12時間経っても大阪市内から大阪市内へ届かないというのは、これはおかしい。大阪市内のどこかから、いったんウクライナを経由して大阪市内の僕の自宅に届けるとでもいうのか。これは、やはりアマゾンの自転車野郎が商品をなくしてリカバリーの再注文をしたか、あるいは配達そのものを無視してるとしか思えない。これだからアマチュアにロジスティクスを担わせるなんてのは駄目なんだよ。アマゾン自体も、しょせんは運輸・配達の素人会社なんであって、無能は黙ってオンラインで本屋だけやってりゃよかったのだ。(予定日の翌日、しかも夜の20時にやっと届いた。)

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