Scribble at 2021-12-29 16:58:44 Last modified: unmodified

年賀状を投函する時期になると思い出すのだが、お一人だけ面識がない方と20年以上に渡って賀状をやりとりさせてもらっている。僕が学部時代にドイツ語を教わった先生の配偶者である。僕が大学を卒業した後にドイツ語の先生は亡くなってしまい、それを賀状へのお返事で教えていただいてからのお付き合いということになる。本来は、数年ほど経てば賀状のやりとりは遠慮させていただいてもいいのかもしれないし、それが或る意味では礼儀なのかもしれないが、こうしていまだにやりとりが続いている。

亡くなった先生には気の毒なことだが、もうドイツ語は文法すら忘れかけてしまっている。大学院へ進む際に餞別としていただいた副読本(ドイツ語で書かれた哲学の古典から抜粋して解説を付けてある読み物)や教科書だけでなく、参考書の類や辞書(大部の Duden まで持っている)も所持しているが、ほぼ手を付けずに死蔵していると言ってもいい。罰当たりな話ではあろう。

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