Scribble at 2022-11-19 19:45:39 Last modified: unmodified

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Photo: ALEX Trajilovic

ここ最近の10年ほど、写真の共有サイトで自然をテーマにした作品を眺めていると、上記のように高い高度から直下の地形を撮影した写真が多いと感じる。もちろん、昔から "aerial photography" というジャンルはあるし、測量とも密接な関連があって堅実な技術を蓄積している分野とすら言えるので、単なる流行ではないと思う。ただ、昔に比べてコストが劇的に下がっているために、アマチュアでも安価に撮影できるようになったのだろう。言うまでもないが、ドローンがあるからだ。あくまでも業者に撮影を依頼した場合の比較になるが、従来のようにセスナ機を1時間ほどチャーターして撮影してもらうと20万円弱、ヘリコプターだと30万円くらいの費用がかかる。これに対して、ドローンだと業者によっては5万円ていどで撮影してもらえるし、自分で免許を取る気があれば更に色々と他人任せでは難しいこともできるのだろう。

ただ、この手の垂直に撮影した海岸線の写真で「おっ」と思った作品は一つもないのが残念だ。奇抜さが先行してしまって、どうも胡散臭い印象が拭えないからだ(人は、生身では絶対にこんな角度から景色を眺めたりできない)。

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