Scribble at 2022-01-19 23:18:09 Last modified: 2022-01-20 10:06:43

僕はかつて、大阪府立図書館が夕陽丘にあった頃は、その3階で持ち込み図書の複写を担当したり、特許資料の検索と複写物の発送を担当する、愛工社(入札していた名目の事業者は財団法人発明協会だったが)のアルバイトとして働いていたことがある。ちょうど30年くらい前のことだ。現在、大阪府立夕陽丘図書館があった建物は、大阪府なにわ南府税事務所・大阪府大阪自動車税事務所となっているようである。そして、大阪府立図書館は、昔から中之島にあった分館はそのままだが、中央図書館は東大阪市の荒本という場所へ1998年(平成8年)に移転した。

その大阪府立中央図書館には、これまで一度も足を運んだことがない。西区の市立中央図書館で十分だという理由もあるし、荒本までわざわざ行くかという気がする。そして、あまり利用方法も調べていなかったのだが、調べてみると市立中央図書館など他の公立図書館を経由して、府立図書館の蔵書を借りられると分かった。これなら、わざわざ初回だけでも出かけて図書館のカードを作る必要もなく、既に利用している市立図書館の貸し出し資格で府立図書館の蔵書を借りられるのだ。(もちろん、こういう利便性は維新の会と関係がない。)

そういうことで、蔵書の検索対象に府立図書館も加えることにした。やはり専門的な本を調べると、市立図書館の蔵書にはないという本もあるからだ。ただ、さきほどざっと「鹿持雅澄」というキーワードで検索してみると、いま現在も最新の研究書である小関氏の『鹿持雅澄研究』がない。なんだか先行きが怪しい気もするが、まぁ検索する図書館が市立図書館しかなかったのだから、一つ増えるのはよいことだ。本当は関大の千里山総合図書館の「学友カード」も更新したいとは思うのだが、あれもあれで大阪市内からは気楽に行けるものではないため、吹田市にでも住んでいない限りは面倒臭い。

そういや、中之島図書館に足を運ぶ必要は感じていたのだった。理由は、こんどは船場センタービルに関連して、あの地域にあった「三品会館(三品取引所)」という先物取引市場のビルについて調べるには、中之島図書館の資料類を当たるのも有効だと思うからだ(実際、調べてみると中之島に『大阪三品取引所八十年史』という資料があった)。大阪の産業史に関わる資料ついて中之島図書館へ当たらないというのは、「素人」と言われても仕方のない失態であろう。まぁ僕は産業史の素人なんだけどさ。

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