Scribble at 2024-07-17 15:44:04 Last modified: unmodified

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毎日新聞社は17日、富山県での新聞の配送を9月末で休止すると発表した。全国47都道府県に配送網を保ってきた同社の休止は初めて。印刷と輸送コストが増大したことに加え、県内での発行部数の減少で配送体制の維持が困難になったためとしている。富山支局を拠点に県内での取材体制は維持し「全国紙としての役割を果たしていく」とアピールした。

毎日新聞、富山県で配送休止 全国の配送網で初 部数減少で体制維持が困難に

2000年代の初頭から既に、新聞や雑誌といったメディアの死亡宣告が色々なウェブの記事や掲示板の話題として書かれるようになってから既に20年ほどが経過している。もちろん、新聞や雑誌というメディアが消えて無くなればいいと思っているわけではないし、そんな必要などないし、おまけにそうなる必然性もないわけだが、当時は威勢のよいお馬鹿さんたちが「無料でアクセスできるネット・メディアによって旧来のメディアは淘汰される」などと言っていたわけだ。

でも、現実にはネット・メディアなんかに独自の情報収集能力もなければ解析能力もなく、実は彼らネット・メディアの方が生成 AI が出力する自動更新のメディアに淘汰されるのではないかとさえ言われている。そして、僕はそれについては寧ろ歓迎したいと思う。NewsPicks とかスマートニュースのような、他人の褌で相撲をとるしか能が無い情報ブローカーどもなんて、それこそ消えて無くなればいい。TABI LABO や WELQ バイトのクズみたいな記事が量産されるくらいなら、生成 AI が自動で吐き出した記事の方が実はマシであるというていどには、品質が向上しているからだ。おまけに生成 AI が吐き出す文章には、キーワードの密度なんていう下らない歪みもない。Google や Microsoft のような企業が運営するオンラインの AI は広告によって歪み始めると予想できるが、そういう偏りがないサービスを利用すれば、自分のローカル・マシンで簡単にニューズ・アグリゲーターどころか報道記事の解説までつけてくれるようなコンテンツをパーソナライズして運用できる時代なのである。ネット・メディアなんて、完全にオワコンだと言って良い(そもそも大半の AI はトレーニングのデータとしてネット・メディアのコンテンツなんて利用していない。既存の新聞や雑誌のオンライン・コンテンツは利用していることが分かっているので、その事実こそネット・メディアなんて必要ない明白な証拠であろう)。

もちろん、こうした既存の報道機関やメディアに多くの問題があるという点は常に目配せする必要があるにしても、そうした問題(政治家や官僚や大企業経営者や労働組合との癒着だとか、プライバシーの侵害だとか、誤報を積極的に改めようとしない偽の権威主義とか、あるいは海外のマス・メディアに比べて大半の記者や編集委員が修士号すらもっていない「低学歴集団」であることなど)をネットのメディアが解消できるのかと言われても、WELQ バイトのようなカスしかいないネット・メディアでは更に深刻な下方圧力がかかる恐れがある。ことマス・メディアを担う者のスキルやメンタリティや学識のていどが下がってしまうと、それを読む側にも下方圧力がかかってしまう。つまり、世の中について何を論じるにしても、多くの凡人は新聞やテレビで言ってることによってフレーミングされやすいため、マス・メディアの報道や議論の水準が基準や出発点になってしまいがちなのだ。

ただ、上の記事でも分かるように、そうは言っても既存のマス・メディアが体力を失っている。上記は、以前からも語られてきた「既存の大手メディアの衰退」というストーリーを物語るような事例だが、『産経新聞』のような媒体も他人事ではないだろう。

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