Scribble at 2023-02-06 12:20:58 Last modified: 2023-02-06 18:12:23

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髭剃り用品というのは、とりわけ web shaving については海外からの通販で買うか、あるいは選択肢のないアマゾンなどで買うしかない。できれば色々な選択肢から自分に合うものを選びたいところだが、海外サイトの通販には(もちろん国内にもデタラメなサイトはあるが)リスクがある。

海外通販を自力でやるための条件は、できれば英語ができるに越したことはないが、Google Translate などの翻訳ツールを丁寧に使えるなら、なんとかなるだろう(でも、その翻訳が適正かどうかは、やはり英語ができないと本当のところは分からないわけだが)。それから、国内の業者についてであっても通販そのものの経験があるに越したことはない。あれば、通販サイトを営むに当たって最低限のルールを守っている業者かどうかの判断が付く(国内なら「特定商取引法に基づく表記」というのが必須であって、責任者の氏名、事業者の住所などが記載されていない場合は違法だと思った方がいい)。そして、これは特定商取引法という法律がない海外の業者であっても、実は同じ理屈が通用する。

上記の「Shaving Japan」を名乗るサイトは、もちろん問題なく通販の事業をやっているサイトなのかもしれないが、いま述べたような条件にしたがって判定すれば、こういう業者から買ってはいけないと言わざるをえない。なぜなら、「Shaving Japanについて」というページには CEO なる人物の氏名は書かれていても、事業者の所在地も連絡先の記載も何もないからだ。はっきりいって氏名なんてキーボードを叩く能力があれば誰でもデタラメに記載できる。このサイトは僕が記事を書いて運営しているが、"Takayuki Kawamoto" と表記されているところを、このサイトを運営し始めた20年前から "David Watson" とか "Willard Quine" と表記することだってできたわけである(その場合は偽名や匿名だと思われるだけだ)。

なんにせよ、こういうわけで素性の分からないサイトで買い物するとか、ましてやクレジット・カードの情報を入力して渡してしまうなんてことは、避けた方がいい。よって、海外通販の第三の条件として、やはり最低限の情報セキュリティの知識はあったほうがいい。もちろん、僕と同じていどの知識なんて必要ないし、僕と同じ素養に追いつくなんて凡人には不可能というものだが、クレジット・カードの情報が大切な情報であり、簡単に他人に教えていいわけがないということくらいは、いくら何でも分かるはずだ。

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