Scribble at 2022-03-01 10:22:08 Last modified: 2022-03-01 12:09:52
コクヨの「エラベルノ」という、小林製薬のようなネーミング・センスの商品は、どうも置いてある文具店が少ないなぁと思い続けて数年が経過した。さきほどリフィル(替芯)の産業規格(2019年から、"JIS" は「日本『工業』規格」ではなく「日本『産業』規格」と呼ぶようになった)を調べていて、久しぶりにコクヨのページを開くと、なんと「エラベルノ」は生産終了になっていた。
思えば、これを初めて見かけたのは堺筋本町の「イケマン」という文具・事務機器店だったが、そこでしかお目にかかった記憶がない。コクヨの販促が弱かったのか、イケマンでもひっそりと店舗の片隅に専用の陳列棚があった気がする。初めて見つけたときは、握りやすい太めのボディが気に入って2本ほど買い求めたものだが、インクはさほど他のジェルやエマルジョンと変わらなかったため、要するにボディしか印象が残っていない。
もちろん、何十年も使い続けるような万年筆とは違って、こういう使い捨ての商品に無用な愛着を覚えても仕方ないのだが、少なくともボディは気に入っていた商品が無くなるのは残念だ。