Scribble at 2021-01-19 19:13:46 Last modified: unmodified

勁草書房はプライバシー関連の本をせっせと出してる印象があるんだけど、いまいち良い評判を聞かない。最近の GDPR やアメリカのデータ・プライバシーについての本なんて三冊も出てるのに、ほぼ条文を翻訳しただけとか誤訳だらけとか酷評されてるし、これまでもここから出た個人情報保護法や(データ)プライバシーに関する本で、読もうと思えるものが一つもない。哲学では相当な数の本を買ってきたが、プライバシー法制の実務家としては大きな疑問符が付く。かろうじて翻訳については、ダニエル・ソロブの Nothing to Hide とかが出ているし、これから Ctrl + z とかいう(もちろん海外の研究書もリサーチしてるレベルの実務家なのだが聞いたこともない)本の翻訳も出るようだが、翻訳はともかくとして、まともな研究書というものがないのは残念だ。

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