Scribble at 2020-10-17 09:07:24 Last modified: 2020-10-17 09:08:37

伊藤忠商事は16日までに、新型コロナウイルス感染拡大を受けて強化してきた社員の在宅勤務を縮小させ、出社率を逆に引き上げる勤務方針へ転換したことを明らかにした。感染防止のため一時は「原則在宅勤務」としたが、現在の出社率は7~8割に回復しているという。消費や生活に関連する事業が多いことから、社員を「エッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)」と位置づけ、感染防止策をとったうえで出勤による事業の継続と強化を図る。

伊藤忠が在宅勤務縮小、原則出社 社員は「エッセンシャルワーカー」

"essential worker" というのは、もちろん敬称ではない。だからこそ発祥の地であるイギリスでは議論を呼んでいるわけであって、そういう事情を無視して私企業が勝手に自社の事業や従業者を "essential" だと言い始めたら、もうこの概念は意味がなくなるだろう。いわく、ブラック企業の経営者に限って頻繁に口にする「経営は人なり」みたいな御託と同じになってしまうからだ。そもそも、伊藤忠のような、はっきり言えばブローカー風情が、子会社に物流やコンビニエンス・ストアを抱えているていどで何を言うのかと思うね。まぁ、産業規模で言えばブローカーも世の中になくてはならないというわけなのだろうけど、それを言い出せば広告でもゲーム会社でも言い出せる。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook