Scribble at 2020-10-28 12:25:49 Last modified: 2020-10-28 12:34:02

au Wallet がポンタポイントになって専用の EC サイトを利用できる(というか、そこでしか使えない代わりにポイントが増量される特殊なポイントへ変換したのだった)ようになったので、何か月か前に中古で TIMEX の腕時計を購入した。僕は腕時計だとアナログ式で文字盤が変哲のないデザインを好む。金属製の華美なものだとか、気圧計などが盤面に組み込まれたオーバー・スペックなものとか、何時なのか短針の角度では分からないような形状の時計はすべてお断りである。時計というものは(もちろん、この宇宙において計測する系を問わない「正確な時刻」など存在しないが)、所定の条件で表示されるべき時刻を的確に把握することが最も重要な効用であり、RADO だの500万円だのクラウド・サービスに接続して血圧を管理できるだの、そんなことは全て、時刻を知るという目的に比べたら些事でしかない。高級ダイヤが埋め込まれた1億円のティファニーの腕時計であろうと、動かなければ単なる投機物件でしかないし、1日に何十分も誤差が出るなら機械製品としては修理の対象であるか、もしくはガラクタの一種でしかない。

そして、この TIMEX も1日に10分くらい遅れる。というか、遅れるときがあって、何の条件だかで秒針が引っ掛かって止まるらしい。根元の駆動系が錆びているのか、あるいは微妙に歪みが起きているのか、原因は分からない。よって、原因を突き止めると同時に正してもらうためには修理へ出すほかにないだろうと思う。ただ、3,000円で買った中古の時計を修理に出すとなると、いまどきは安い時計でも数万円くらいかかると言われるし、やや躊躇するのも確かだ。それに、この時計にお金をかけて修理するくらいなら、もっと昔から使っていて放置してある腕時計を分解掃除して復活してもらう方がよいとも思う。その時計は、2年前に亡くなった母親が(羽振りのいいときに)買ってきた PLAYBOY のロゴが入った腕時計で、もちろん盤面にヌード写真が印刷されているわけではなく、非常にシックなデザインのものだ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook