Scribble at 2020-10-17 10:03:03 Last modified: unmodified

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もう50代以上の人しか覚えていないと思うが、『河内のオッサンの唄』(「ミス花子」という変な芸名の人物の歌で、現在はテレビ局で大道具として働いているらしい)という曲があったり、同名の映画があったりした。若い方でも「河内音頭」は知ってるかもしれないが、これにしても盆踊りそのものが少なくなってきているし、更には大阪市内でも夏祭りでは「河内音頭」よりも「ドラえもん音頭」を頻繁に演じたり、なぜか「江州音頭」を盛んに演じる地域もある(大阪は昔から滋賀や三重方面よりも四国の出身者が多いと言われるので、これは社会学者に調べてほしい)ため、「河内音頭」も徐々に知らない人が増えているかもしれない。

それはそうと、その「河内」が大阪府の地域名であることは知られているものの、具体的にどのあたりなのかという印象は人によって違う。行政区画で言えば、上記のように大東市の南から東大阪市までの雑に言えば中央環状線と外環状線に挟まれた区域ということになる。だが、『河内のオッサンの唄』が流行っていた頃に聴いていた僕の印象では、もっと南の地域のことだったと記憶している。実際、「河内郡」として歴史的な区域を調べると、八尾市や松原市や柏原市など、更に南の地域も含まれている。そして、正直なところ僕が「河内」という言葉で理解しているのは、松原市から八尾市にかけての一帯だった。このあたりは弥生時代の長原遺跡や瓜破遺跡といった大きな集落もあったところで、それなりに長い歴史がある地域だ。

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