Scribble at 2023-10-14 09:43:02 Last modified: 2023-10-15 15:53:36

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Windows 10 あたりから、システム・ドライブ(起動ドライブ)の容量が酷く消費されてゆき、Windows Update を繰り返したりするとストレージの残り容量が予想外に減ってくる。したがって、最近では会社のパソコンを購入するときも、いくら業務用のファイルを Dropbox に置いて使うようになったとは言え、やはりローカルのストレージも 500 GB 以上は欲しい。実際、会社のデスクトップ・マシンは C ドライブが 250 GB なのだが、既に 100 GB くらいしか残っていない。このコロナ禍の数年間に渡って、殆ど使っていないにもかかわらず、たまに出社した機会に Windows Update を繰り返しているだけで瞬く間に Windows やアプリケーションがストレージを食い散らかしてしまう。

その元凶の一つは、もちろん「一時ファイル」である。しかも、これらは「一時的(temporal)」と称していながら、ずっとドライブに残存して無駄にストレージを占拠しているため、積極的に削除していかないといけないのである。もちろん、こんなことは一般の従業員は知る機会もなければ知ろうとする動機も乏しいため、数年もすれば「動作が重くなった」だの「容量がなくなった」だのと、パソコンを買い替えてもらう言い訳にしてくる場合だってある(実際、そういう社員に限って退職時に戻ってきたマシンを見ると、業務用のマシンに iTunes やクズみたいなゲームを入れているものだ。退職しているため、そういう事実を隠そうともしない。もっとも、そういう社員が退職するのだから、会社にとっては或る意味で望ましいことかもしれない。癌は早期に対処できるほど、体の他の部位への悪影響が少ないからだ)。

なんにせよ、こういうインチキなファイルやフォルダは手動で削除しないといけない。僕のマシンでも、2年や3年ほど放っておくと 150 GB くらいの一時ファイルが「一時的に」ごっそりと貯まってしまうので、特に %USER%AppData\Local\Temp の中身は定期的に Explorer で(もちろん管理者権限で開いた Explorer で)削除したい。ちなみに、上には「管理」ツールの画面を紹介しているが、この画面から操作しても実際には全く削除できないので注意しよう。とりあえず、初心者に渡すパソコンの場合は「ストレージ・センサ」を有効にして、週に1回ていどの頻度で一時ファイルを削除する用に設定しておくとよいだろう。

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