Scribble at 2023-11-16 12:28:09 Last modified: unmodified

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先日、連れ合いと阿倍野橋へ買い物へ出かけたときに、ABC クラフトでブック・カバーの素材を物色していた。これまではスクラッチブックで使うデザイン・ペーパーという厚手の(しかしブック・カバーに使えないほど折り曲げるのが困難な厚みではない)紙を使っていたのだけれど、ブームが過ぎ去ってしまったのか、何百種類と置いてあった売り場が店舗の奥へと追いやられて棚も減ってしまい、しかも棚に入っているのは無地の色紙みたいなものばかりであった。オンラインだと厚みが表示されていなかったりして、ブック・カバーに使えるかどうか分からない。実店舗での販売が少なくなるのは残念だが、もうデザイン・ペーパーは素材として期待できなくなってしまった。このデザイン・ペーパーというのは製造業者によっても、また同じ業者からリリースされる紙の種別によっても紙の厚みが微妙に違う。また、当然だが折り曲げやすい質の紙を使っているかどうかも異なる。少しでも硬い紙質だとか、あるいは少し厚みが増すだけで、とてもブック・カバーには使えないほどの硬い折り目になってしまうので、現物を見ないと使えるかどうか判断できない。紙のスペックとしては、よく単位面積あたりの重量が表示されるのだが、デザイン・ペーパーは印刷されているインクの重さもあるため、必ずしも商品の重量だけで紙の厚みや紙の質が分かるわけでもない。

で、その代わりにフロアでブラブラしていて見つけたのが、この紙ナプキンである。眼鏡のケースに接着剤で貼り付けてデコレーションするとか、そういう使い方で販売されている。手頃な大きさなので、ブック・カバーとしても使えそうだと思った。2枚で100円弱という安いものだったから、何点か良さそうな絵柄を選んでみた。そして、たまたま「これをブック・カバーの素材にしてみようと思う」と連れ合いに話すと、それだけでは弱いので、端切れを使ってブック・カバーを作ったときにも使った、「接着芯」を裏へ当てたらよいという話を聞いて、接着芯を一緒に購入した。

実際に帰宅してから試してみると、確かに接着芯で補強しなければ、紙ナプキンだけだと柔らかすぎて破れてしまうのだろう。接着芯を買って正解だった。アイロンで接着芯を紙ナプキンに当てて、ブック・カバーとして折り曲げると、上のようによい肌触りのカバーになった。もちろん、紙ナプキンだから弱いわけだが、数年は大丈夫だろう。

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