Scribble at 2023-09-20 19:20:41 Last modified: 2023-09-20 20:32:18
OCaml の対話環境として utop というのがある。というか OCaml の公式ドキュメントは、これを使うことが前提で解説されているため、これを使うのが定石となっているのだろう。ということで、Raspberry Pi Zero W にて、OCaml 本体を入れた後で $ opam install utop とやってみたのだが(OCaml は管理者権限が不要なので su する必要はないから、プロンプトは "#" ではない)、この画面まで来るのに15分、それからさらに20分ほど経過して、ようやく [ocamlbuild: make check-if-preinstalled] という 2/50 の段階へ進んだ・・・これ、いつ終わるんだよ。ひょっとして OCaml って動作させるために要求されるマシンスペックが相当に高いのだろうか。
あと、スタンダードな対話環境の割に、インストールと設定くらいしか解説しない日本の三下技術者どもが Qiita や Zenn に殴り書きしてるページでは、殆ど utop については書かれていない。まぁ、それはそうだろう。OCaml なんて使ってもいないんじゃないか。実際、日本でこれの有名な実装例なんて一つでもあるだろうか。大半が、慶応とか僻地大学の CS 学科で使われてるオモチャだろう。