Scribble at 2022-03-18 10:52:43 Last modified: 2022-03-20 00:19:13
モバイルだけに限った話でもないが、最近はページの端に「ハンバーガー・メニュー」と呼ばれる実装方法でメニューを配置する事例が酷く増えている。正直、無意味なキー・ビジュアルをでかでかと配置するくらいなら、最初からメニューの項目を幾つかページに展開すればいいのにと思わざるを得ない用途のサイトもあって(もちろんどんな用途のサイトでもそうする「べき」だとは思ってない)、確かに上記の記事で提案されているような、メニュー・アイテムを幾つか並べて表示する「ソーセージ・リンク」も一つのアイデアだろうと思う。
もちろん、ソーセージ・リンクの短所として適切に説明されているように、"Without proper fade / cut off visual cues, users may not understand they can scroll"(ユーザが最初に眺めるとっかかり箇所をきちんとフェードしたり遮っておかないと、メニューをスクロールできることにユーザが気付かない恐れがある)という技巧が必要だ。ハンバーガー・メニューは、最初のうちこそあれがメニューのボタンだと気づくのに時間がかかったけれど、ひとたび理解できればタップするだけだ。しかし、水平スクロールする UI 要素の場合は、隠れた項目があってもなくても見た目は同じになってしまう恐れがある。すると、ソーセージ・メニューを使い慣れた人でも隠れたメニューがないと錯覚してしまうかもしれない。
|●●●|〇〇〇〇〇
と
|●●●|
とでは、左にスワイプしてスクロールさせて初めて出てくる「〇〇〇〇〇」の項目があってもなくても、 |●●●| のディフォールトの表示領域は見た目が同じだからだ。