Scribble at 2021-07-02 11:52:55 Last modified: unmodified
お恥ずかしながら、僕は40歳を越えてもピーマンや唐辛子や獅子唐の類が食べられなかった。或るとき、たぶんこれも NHK の「あさイチ」を観たか何かで連れ合いが「無限ピーマン」を作ったところ、おっかなびっくりで食べてみたら意外に旨くて、それ以降は弁当に入れてもらう機会が増えていった。そうして、ピーマンも獅子唐も食べられるようになったわけである。中でも、万願寺とうがらしを焼いてもらって食べてみたら、その初めて食べた1本が、いわゆる「ハズレ」と呼ばれる極め付きに刺激の強い個体だった。でも、それが美味い。それ以降は、このような個体を我が家では「当たり」と呼んで待ち望むくらいになったし、万願寺とうがらしがスーパーの店頭に並ぶ季節を話題にする暮らしともなったわけである。
昨日、夜遅くに近くのスーパーへ出かけると、その万願寺とうがらしがいよいよ店頭に並んでいた。たくさん入った袋しかなかったので買わずに帰ってきたが、そろそろ食卓に出てくるのを期待したい。そして、実は1年に1回くらい「当たり」を口にするかどうかという履歴なので、やはり今年も「当たり」を口にして「へー、ひー、はー、ほー」と言いたいところだ。