Scribble at 2026-06-04 07:29:15 Last modified: 2026-06-04 07:50:01

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# Nano Banana

業務用に使っている Dropbox から、Google Workspace の契約プランを変更して Drive の容量が大きくなった Google Drive にファイルを全て転送するという作業は、ようやく完了しそうである。なんだかんだ言って、作業を始めてから半年くらいかかったことになる。25 TB 近いファイルを少しずつローカルにダウンロードしては Google Drive へアップロードするという作業を繰り返していたためだが、以前もご紹介したようにバックアップ用のソフトウェアで Dropbox と Google Drive のデスクトップ・クライアントが作成する仮想ドライブどうしでコピーさせたら酷いことになった(ドライブの直下に同名のファイルやフォルダが重複して、約65万個のゴミが出来てしまった)という失敗もあった。このとき、はじめて Gemini に Google Drive API を利用したスクリプトを書いてもらい、なるほどロジックや勘所が分かれば使えるなと印象づけられた。

そして、これでファイルの転送に使っていた旧マシンを回しっぱなしにしなくても済むわけで、電気代の節約にもなるし、なんだかんだ言っても古いマシンであるから大切に使わないといけない。更に予定では、これから作ろうとしている画像生成 AI の解説について、基準となる稼働条件を、この旧マシンにするという事情もあるから、まだ動いてもらわないと困るのである。

何度も書く必要はないと思うが、当サイトのデバイス紹介のページなんていちいち見る人はないだろうから説明しておくと、旧マシンのスペックは Thirdwave GALLERIA RT5, AMD Ryzen 5 2600 3.4 GHz + NVIDIA GeForce RTX 2060 6 GB + 16 GB RAM + 500 GB SSD + 1 TB HDD となっている。6年くらい前の購入時は、ドスパラの特売モデルとして、RTX 2060 という「最新鋭の」グラフィック・カードを乗せた商品だった。この当時も、このスペックで(しかも 27 インチのモニターも加えて)25万円くらいだった。同じくらいの出費で手に入れた現行のメイン・マシンのスペックが Thirdwave GALLERIA RM7R-R56T, AMD Ryzen 7 7700 3.8 GHz + NVIDIA GeFroce RTX 5060 Ti 16 GB + 32 GB RAM + 2 TB SSD + 2 TB SSD だから、この買い物がいかにラッキーだったかが分かる。これも、昨年の夏にドスパラで「激押し」モデルとして発売されていた商品だ。確かに、既に書いたとおり、このモデルに積んでいる Ryzen 7 はバルク品らしく、半年で動作不良を起こしてしまったのだが、それ以外は全く問題なく安定して動いている。そして、購入してから1年が経とうとしている現在、ドスパラで同じ程度のスペックのマシンを組んでみると、なんと48万円くらいかかるのだから、絶妙なタイミングで購入したわけである。

さて、この旧マシンでは Stable Diffusion 1.5 のベース・モデルを使って画像を作っていた。現在は殆ど現行のメイン・マシンで SDXL / FLUX.2 Klein などのモデルを使っているから、旧マシンで画像を生成する機会はなくなってしまっているが(それに、冒頭でご紹介した用途で使っていたから、生成 AI を動かす余裕などなかった)、このスペックでも画像生成 AI が動かせることは確かなのだ。もっとも、最初にあれこれと調べて、ページング・ファイルへのオフロードが必須であることが分かったからこそ使えていたわけであり、ウェブで掲載されているようなハイ・スペックのマシンで画像を出すのが当然であるかのような(状況を示してアフィリエイト先のリンクに誘導する)インチキどものブログ記事しか情報がなければ、途方にくれていたところだ。やはり、いまだに英語で情報を調べる方が技術的な話題については圧倒的に有利である。ということで、幾つかの条件を満たす必要はあると思うが、とりあえず動かせる最低限の環境を用意して解説するのが良いだろうと思う。いまでは、大学生が入学祝いに買ってもらうようなノート・パソコンですら、僕の旧マシンよりも高いスペックであろう。もちろん、そのくらいのスペックでは最新のベース・モデルは動かせないかもしれないが、僕は機械学習や生成 AI の原理とか、コンピュータ・グラフィックスとしてのモノクロ風景画像について解説したいのであって、最新鋭の業務用モデルが示す可能性だとか、プロンプトだけで出せるアスナちゃんのエロ画像を解説したいわけではないのだ。そういう中高生が鼻息を荒くして検索しまくっているような話題であれば、国際電通のブログでも見ておれ。

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