Scribble at 2020-03-28 23:33:02 Last modified: 2022-10-03 07:33:43
ウェブページをローカル環境へ保存するために Waterfox という Firefox の旧バージョンからフォークしたブラウザを使っている。もうこの話は何度もしているのだが、その事実は既にアーカイブしてパスワードをかけた PDF でしか確認できないので、改めて書いておく。で、旧バージョンの Firefox を使っている最大の理由は Scrapbook というアドオンが使えるからだ。ただ、最近は古いアドオンが使えるブラウザを "classic" と称して区別するようになり、更には古いアドオンのアーカイブへアクセスするためのメニューやボタンをブラウザから削除しており、どうやら古いアドオンが使えることを売りにしていた Waterfox についても、使い続けていて大丈夫なのかという気分が生じてきた。
もちろん、僕はツールの利便性や用途が、場合によっては情報セキュリティよりも優先してもいいとは思うけれど、脆弱なブラウザは使い続けるとリスクが大きい。ともかく、新しいアクセス先に通信することが多いからだ。決まった通信先とだけやりとりしているなら、たとえばメール・クライアントであれば、数年ほど古いソフトウェアを使っていても大してリスクは憂慮しなくてもいいとは思う(メール・クライアントのリスクは、HTML メールをブラウザのコンポーネントでレンダリングして表示したり添付ファイルを直に開くような愚行を避けたら、殆ど気にしなくてもいい)。しかし、ブラウザの場合はそうはいかないだろう。よって、Waterfox classic がアップデートをやめたときが、やはり Scrapbook アドオンの特筆すべき利便性をもってしても、ブラウザの利用を止める理由になるだろう。ウェブページをローカル環境へ保存する他の方法は、もちろん並行して色々と検討はしている。たとえば PDF としてページを印刷するとか、Evernote は事業継続性が疑わしいので他に《クリップ》するサービスを探すとか、いまでもやりようはある。