Scribble at 2020-03-26 22:26:39 Last modified: 2022-10-02 23:04:27

kyo さんのスタイルシートを見ていて、やはり The Last Messages はテキストのメッセージだけにした方が Notes との使い分けが明確になると感じた。The Last Messages のコンテンツにもリンクしたり引用できる機能を付けると、ときどき自分でも困惑するのだが、もはや「メッセージ」とは言い難い分量のテキストになってしまう。ということで、Messages の CMS は少し体裁を改めることにした。[追記:2022-10-02 既に The Last Messages というコンテンツは公開していない。]

それから、何年も前に高校時代の友人からは、「どういう主旨のサイトなのか分からない」とか、「情報を公開する仕組みなり構造がシンプルなようでいて分かりにくい。なぜなら、カテゴリーとして並べている順番が不明だったり、あるいはサブ・カテゴリーを作るべき似通った話題のページがフロント・ページでばらばらに並んでいたりするからだ」と言われた。あらためてフロント・ページの記事一覧を眺めると、なるほどかなりの分量だし、整理したほうがいいのだろう。

そしてコンテンツそのものについても、以前から個人情報の書きすぎではないかと岩手の親戚に言われていたし、業務に関連する情報については、「ウェブ業界はどこを向いているのか」という10年以上も前の記事をはじめとして、いくらでも蒸し返して「お前はこんなことを書いた」と言える。そういうわけで、もう面倒臭いので体裁を作り直すことにした。

どのみち残り少ない人生であればこそ、プライベートは自分自身の研鑽と家族の色々な意味での成長を助けることに専念し、他人に何か社会的な責任として何かを指摘したり教えるなんてことは、せいぜいギャラをもらっている範囲だけにしておこうと思う。

これらに加えて、どうもいまのページのプレゼンテーション設計には、どこか違和感をずっと感じていた。僕自身が老眼となり、自分で自分の書いた文章を読みやすくするという原則でスタイルシートを定義したのはよかったが、それだけでは先に述べたように、例えばフロント・ページの記事を並べるリストが自分にとっても劣悪と言いうる一覧性になっていると感じた。リストに使うテキストの大きさなどは、本文と同じていどでいい。いまのように、heading タグの要素かと思うようなバカでかい大きさにしなくても、僕だって読める。そして、いま制作している途中の privacy engineering のページで採用しているスタイルシートの定義は、そのようにもっと文字の大きさを保守的にコントロールしている。そもそも文字の大きさで論理構造を知らせるなんて発想そのものが、アクセシビリティに反している。

よって、暫くはコンテンツも、プレゼンテーションも、それから情報設計としても再考することにする。ただし、MD と philsci.info とでディレクトリ構造やスタイルシートを考え方として共有するという点は変わらないだろう。

[追記:2020-03-27] いくつかの改変はやったが、まず Messages はコンテンツそのものを削除した。Notes との使い分けが難しいので、いっそ Notes に統一することにした。それからページについては、特に業務に関係のあるページは書き直したり一部を削除しても、この業界全般やら経営手法について批判すること自体がいけないらしいということが分かってきたため、もう公開するのはやめようと思う。どこかで(もちろん社内でも)発言したり助言することもないだろう。「ウェブ業界はどこを向いているのか」という10年以上も前の記事についても、いまだにごちゃごちゃと文句を言う人はいるらしい。あるいはウェブ開発の本を数多く出している著者を情報セキュリティの実務家という観点で批評した5年くらい前の記事などは、もちろん内容についてこちらの非は全くないのだが、一部のメディアでリンクされたり騒がれたのをきっかけとして、愚かで未熟なコーダやプログラマの小僧どもがアクセスしてきては Twitter でいい加減な批評を書くということが繰り返されて、数か月で非公開としたこともあった。それから最近では WordPress のセキュリティについて公開していた幾つかのページについても、メンテナンスを続けるのが難しいし、これだけ実務家のレベルで詳しく書いても、いまだに新刊で出版される WordPress の本は、たとえセキュリティについて書かれた本ですら驚くほどの低レベルさに呆れてしまう。よって、実務で僕自身が自分の見識で WordPress を堅牢に実装するのはいいとしても、他人の参考になるページを公開したところで殆ど意味はないということが分かったので、これも公開するのはやめることにした。せいぜい、そういう業者どもやライターどもは、「WordPress マスター」みたいな資格試験の団体でも作って、小銭を稼ぐブローカーとして場末の雑居ビルで野垂れ死にでもすればいい。どのみちウェブの制作会社なんて、その大半が10年後くらいには同じ運命をたどるのだ。 

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