Scribble at 2022-07-15 12:03:45 Last modified: unmodified

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うちの高校から見て東側、通称「三角公園」(正式には「大道南公園」らしい)を挟んだ反対側には大阪環状線の寺田町駅があって、その南改札口は昔から天井が低いので、トラックなんて赤帽などの小型を除けば殆ど通らない。朝ドラの『ふたりっ子』が放映された1996年頃は撮影現場にもなっていたから、この付近の様子を覚えている方もいるとは思う。

久しぶりに話題となっているのを見かけたので、Google のストリート・ビューで眺めてみた。まず、寺田町駅の高架下というのは、いまでは一部にドン・キホーテができているらしいが、ここは大昔から(僕らが中学生だった40年前ですら)空き地のままで何も利用されていない不思議な場所だった。いまでも、南口の脇が草木の生え放題となっている空き地のままらしい。そして南へ伸びている細い通路は商店街だったのだが、もうすっかり店がなくなってしまっている。僕らが放課後に通っていたお好み焼き屋もないし、科学哲学の重鎮である Mario Buge の『因果性』を手に入れた古本屋もないようだ。

ちなみに、僕は東京で編集者をやった後に大阪へ戻ってきた頃は、ここを更に南へ進んだところにある「ヴァルディ阿倍野」というワンルーム・マンションに住んでいた。2階の部屋だったので、朝は窓のカーテンを開けると関西本線(いまの JR 大和路線。大阪の人間は「関西線」と呼ぶことが多かった)の快速車両が信号待ちで止まっていたりして、乗客が僕の部屋の中を見ていることもあった。もちろん、机と本棚くらいしかないので、着替えるときなどは別だが、僕は特に気にせずに窓を開けて過ごしていたが、音は酷かった。

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