Scribble at 2023-01-08 09:11:43 Last modified: 2023-01-09 09:19:50

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今日は図書館へ足を運ぶ予定があって、上記の本を返却する予定だ。この本を図書館で見つけたときは、軽く手に取ってみて、いま続行している組合せ論の解説に使えるかもしれないと思ったのだが、順列や組合せの説明を眺めて、これも僕が論説で言及した典型的な数学の(悪い)俗書だと判断した。教科書よりも酷い天下り式で順列や組合せが導入されて、結局は場当たり的な物事の数え方を奇抜な事例を使って紹介しているだけの「数式を使った博物学」にすぎない。これでは論理的な思考など全く身に着かないと思う。既に分かっている人が分かっていることを通俗的に説明するのが「啓蒙」だと錯覚しており、もちろん著者は日本人ではなく、本書は VSI の翻訳なのだが、岩波の著者にもよくある傲慢な本の一冊だ。VSI にもこんなクズみたいなタイトルがあると分かっただけでも、或る意味では収穫だったとは言える。

紙屑を読む必要はないので、商品情報へのリンクもしない。

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