Scribble at 2023-01-08 09:00:00 Last modified: 2023-01-08 09:04:06

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アメリカ南部バージニア州の小学校で6日、6歳の男子児童が銃を発砲し、女性教師1人が重体となっています。地元の警察は男子児童を拘束して動機や銃の入手経路などを詳しく調べています。

アメリカの小学校で6歳男児が銃を発砲 女性教師が重体

自分で「1発、発砲した」と記事を書いておいて、「銃乱射」というタグを貼り付けるあたりが NHK のクォリティの限界という気がするなぁ。僕らも NHK の番組のサイトを受託していたりするけれど(このくらいは公表しても NDA 違反ではないらしい)、ニューズ・サイトともなると頻繁に業者を替えるわけにもいかないため、固定の事業者が更新を担当すると杜撰になってくるのだろう。

いわゆる「銃社会」と呼ばれているアメリカについて、社会思想なり社会科学としての関心はある。もちろん、僕はアメリカで普及してきた分析哲学や科学哲学を専攻しているので、やはりいい悪いは別としても思想や哲学だって土地や地域との関わりが無視できないという事情があると思うから、銃社会の中で展開してきた思想なり哲学という切り口にも一定の価値はあるだろう。そして、そういう中で銃の是非について考えると、何らかの影響が哲学や思想にもフィードバックされていない筈がないと思える。

ともかく、一般市民どころか子供でも拳銃を手に入れて学校に持ち込み、気に入らない人間に向けられるというのは、どう考えても世界中でアメリカだけだ。治安が悪い国や情勢が安定していなくて内戦を繰り返している国はたくさんあるけれど、南北戦争から100年以上が経過して(国情が安定しているとは言えないものの)内戦が起きていない国で、国民があたりまえのように武器として製造されたものを所持して、なおかつ「使って」もいるなんて、それこそロシアや北朝鮮どころではない危険な国だとしか言いようがない。なんであんなところに住んでるんだ? いや、なんであんなところで科学哲学なんてやってられるのか。往来を歩いていて、いきなり後ろから銃で頭を撃ち抜かれてもおかしくないだろう。

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